« ショパンのマズルカ | トップページ | 自分を思いやる »

2020/09/11

枕草子

「源氏物語に比肩する中古文学の双璧として、

後世の連歌、俳諧、仮名草子に大きな影響

を与えた。鴨長明『方丈記、吉田兼好

『徒然草と並んで日本三大随筆と称さ

れ」ます。

 

エッセイに関わる端くれとして、三大随筆

を知らぬでは済まないと勝手に思い、手に

取りました。

81oebpk53ol_ac_uy218_

「角川ソフィア文庫

ビギナーズ・クラシックス

日本の古典」が入りやすいと感じ

読みました。

 

「随筆」(Essay):(広辞苑より)

①自由な形式で書かれた個性的色彩

の濃い散文・小評価

②特殊の主題に関する論説。試論。

 

「極めて個性的な文章で、一条天皇の

中宮定子の後宮を中心に、彼女を

取り巻く華やかな平安の宮廷生活で

の体験を、清少納言の優れた感性と

機知に富んだ簡潔な文章で生き生き

と綴った珠玉の随筆集。」(帯より)

 

清少納言の個性が率直に書かれている

ところがとても面白いものです。

 

例えば、第七十二段 「ありがたきもの」

(めったにないもの)では、

「めったにないもの、舅にほめられる婿。

また、姑にほめられるお嫁さん。毛が

よく抜ける銀の毛抜き。主人の悪口を

言わない使用人。

 

全然欠点のない人。顔立ち・心・ふるまい

もすぐれていて、ずっと世間で人付き合い

をしてきて、ほんの少しの非難も受けない

人。

 

同じ仕事量で働いている人で、互いに礼を

つくし、少しの油断もなく気を遣いあって

最後まで本当のところを見せないままとい

うのもめったにない。

 

物語や和歌集などを書き写す時、元の本に

墨を付けないこと。上等な本などはとても

気を付けて写すのだけれど、必ずといって

いいほど汚してしまうようだ。

 

男と女とはいうまい。女同士でも、関係が

深くて親しくしている人で、最後まで仲が

良いことはめったにない。」

 

兼好法師の視点を連想させます。

 

第百五段 見苦しきもの (原文)

「・・・色黒うにくげなる女の鬘(かづら)し

たると、髭がちに、かじけ、やせやせなる男

と、夏、昼寝したるこそ、いと見苦しけれ。

何の見る甲斐にて、さて臥いたるならむ。

・・・」

 

等々、今も昔もほとんど変わらぬものこそ

をかしけれ・・・?

 

流麗で簡潔な表現とは裏腹に、ストレートな

表現がビシビシでてくるところを観ても、

なかなかきつーいキャラを感じさせるから

こそ面白いのでしょう。少々毒があったほう

が興味深い・・・

 

エッセーは、やはり個性を前面に押し出して

表現するから興味深くなるのものですね~

勉強になりますね。

 

****************************

日頃からデジタル本のダウンロードありが

とうございます。お読みになった感想を

アマゾンにコメントいただけると参考になり

張り合いがでます。よろしくお願いします。

 

|

« ショパンのマズルカ | トップページ | 自分を思いやる »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ショパンのマズルカ | トップページ | 自分を思いやる »