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2020/08/20

内向型の強み

社交的で人を引っ張る外向型の人間

を理想とする人が多い。

 

かくいう私もそういう刷り込みの中

で育ち、大いにコンプレックスを感じ

てきたものです。しかし、内向型の

特質を理解していくと勇気が湧いて

きます。

 

「内向型人間が無理せず幸せになる

 唯一の方法」スーザン・ケイ著

(講談社)の要旨をご紹介します。

 

 

・なぜ「隠れ内向型」が多いのか?

今日社会が求める性格タイプはごく狭い

範囲に設定されている。成功するには

大胆でなければならない、幸福になる

ためには社交的でなければならない、

と教えられる。

 

このような背景から、多くの人が外向型

の振りをしている。アメリカ人の1/3から

1/2は内向型である実態だ。

 

・内向型が偉業を達成

内向型は二流の性格特性とみなされている。

だが、創造性に富んだ人々の多くは内向型

だ。その理由のひとつとして内向型は単独

作業を好み、孤独は革新の触媒となりうる

ことが挙げられる。進化論からゴッホの

ひまわり、PCもそうである。

 

スティーブ・ウォズニアック(アップルの

共同創業者)がいう。

「ひとりで働け。独力で作業してこそ、

革新的な品物を生み出すことができる」

 

・「共同作業」が創造性を殺す

孤独が創造性の鍵なら、企業は従業員に

プライバシーと自主性を与えるのが望まし

い。だが、多くの企業はチームワークを

優先する「新集団思考」を重視し、オフィス

はオープンなつくりで、プライバシーは

ほとんどない。

 

・ネットの誕生が協働をクールなもの

 にした

フリーソフトのリナックスやオンライン

百科事典のウィクキペディアの成功は

協働「コラボレーション」が鍵となった。

しかし、彼らは大きな会議室に集まって

作業したものではない。そして人々は

コラボレーションという考え方を魅力的

なものとし、集団の知恵を尊敬するよう

になった。

 

・オープンオフィスは生産性を阻害する?

研究によればオープンオフィスは働く人の

気分を敵対的にし、意欲を奪う。また、

一度に複数の仕事をこなすと生産性が低下

し、ミスが増える。多くの内向型がこの

ことを本能的に知っていて、一部屋に

大勢で閉じ込められるのを嫌う。

 

・『ブレーンストーミング』神話の崩壊

集団で自由にアイディアを発表しあう

ブレーンストーミングは優れたアイディア

をもたらすとされる。だが、実際には

集団が大きくなるほど、アイディアは

質・量ともに低下する。

 

・報酬志向と脅威志向が運命を分ける

外向型と内向型は脳の反応が異なる。

外向型は報酬を求める脳の反応が敏感

で、目標の追求と達成に対して、格別な

『熱狂』を抱く。内向型は簡単には

熱狂しない。行動する前に考えて、時間

を掛けて問題解決に取り組み、正確に

作業する。

 

極度の内向型だったアインシュタインは

言った。

「私はそんなに頭がいいわけではない。

問題により長く取り組むだけだ」

 

 

コロナ時代の先を観ていく今日、外向型

のみならず内向型の特質が活きていく

気がします。

 

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今ハワイには観光でいけませんが、せめて

ワイキキを見渡す部屋の一室からの眺め

で「涼」をとりたいものです・・・

 

 

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