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2020/08/07

五輪書

ずっと気になっていました。

 

先日NHK BS番組で「偉人たちの

健康法」で取り上げられた宮本武蔵。

番組内容はさることながら、「五輪書」

を読む機会だと思って、ネットで取り

寄せました。いろいろある中で

 鎌田茂雄著 講談社学術文庫

に決めました。

 

「激動の現代に生きる我々は、常に

心の休まるときがない。秒単位で動く

といっても決して過言ではないわれわれ

は、心のよりどころをどこに置くべき

なのであろうか」

 

「孤絶の風光  独行道とは」

「熊本市の西郊、金峰山の山ふところに

ある雲厳寺に、ひとつの洞窟がある。寛永

二十年十月十日、午前四時、一人の武芸者

が、自分の余命の少ないことを悟って、

その洞窟に籠り『五輪書』といわれる

指南書を書き始めた。・・・『五輪書』は

兵法の奥義を説いたものであったが、

箇条書きに簡潔に自らの人生観を説いた

のが『独行道』であった。書いたのは

死ぬ七日前であった。

 

「独行道」

一、世々の道にそむく事なし。

一、身にたのしみをたくまず。

一、よろずに依͡͡コ(りっしんべんに古

  :頼るの意)の心なし。

一、身をあさく思、世をふかく思ふ。

一、一生の間よくしん(欲心)思はず。

一、我事において後悔せず。

一、善悪に他をねたむ心なし。

一、いづれの道にも、わかれをかなし

  まず。

一、自他共にうらみかこつ心なし。

一、れんぼ(恋慕)の道思ひよるこころ

  なし。

一、物毎にすき(数寄)このむ事なし。

一、私宅においてのぞむ心なし。

一、身をひとつに美食をこのまず。

一、末末代物なる古き道具所持せず。

一、わが身にいたり物いみする事なし。

一、兵具は各(格)別、よ(余)の

  道具たしなまず。

一、道においては、死をいとはず思ふ。

一、老身に財宝所領もちゆる心なし。

一、仏神は貴し、仏神をたのまず。

一、身を捨てても名利はすてず。

一、常に兵法の道をはなれず。

 

正保弐年  五月十二日

           新免武蔵

             玄信(在判)

 

「独行道」に出会ったことはよかったと

感じています。武蔵最後の遺言とも

いうべき書を吟味できることは、意義深い

ものがあります。特に響いた文言を太線

にしました。

 

「吟味せよ」「修練せよ」「稽古せよ」

テニスの対戦にも通じる心構えがあった

ことも意義がありました。

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