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2020年7月の投稿

2020/07/22

ノルウェーの森

コロナ緊急事態宣言時に村上春樹氏

の小説「1Q84」を読んだことを

切っ掛けに、「海辺のカフカ」さらに

今回「ノルウェーの森」を読みました。

 

主人公「ワタナベトオル」が大学入学

した1968年で東京の私立大学の演劇

専攻。当時の時代背景や登場する曲

なども懐かしく読み進めました。

「帯文も注目された。村上自身が書いた

『100パーセントの恋愛小説』という

キャッチコピーについて本人は、

「僕はそのときほんとうは『これは

100パーセントのリアリズム小説です』

と書きたかったのだけれど(つまり

『羊』や『世界の終り』とはラインが

違いますということです)、そんなこと

を書くわけにもいかないので、洒落っけ

で『恋愛小説』というちょっとレトロ

っぽい『死語』を引っぱり出してきた

わけです」と述懐している」

(ウィキペディアより)

 

いろいろ読んでみて毎回思いますが、

シーンの描写が繊細で、例えをうまく

使い、様々なジャンルの曲を引き出し

服装、髪型、持ち物を説明していく

ことが読み手の「ちょっといいもの

に憧れ」の読み手を誘って気持ちよく

シーンを想像させるさせる極意を心得

ていると思います。

 

さらに男女の機微と性描写をリアルに

迫っていくところに魅力があると感じ

ました。

 

村上春樹作品もう少し読んでみたい

ところです。

 

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大徳寺高桐院の「雨の風情」。もともとは

「雨の中の庭」という題名で出したかった

という話や小説の登場人物「直子」が京都で

療養していたことからこの写真を選び

ました。

 

登場人物の「緑」「レイコ」「ハツミ」と

それぞれの性格が異なり主人公と織り交ざっ

ていくところが魅力的です。

 

 

 

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2020/07/14

組織変革のこと

会社を退職してからは、会社そのもの

のことは触れずにきました。

企業の経営は大変だと思います。特に組織の

分厚い大企業ではことさらです。

 

現役の頃一組織の長として、経営者と

接してきて感じることがあります。

社長が変わると、組織変革と称して

て前任者がやってきた組織デザインを

いじることで、経営を変革しようとする

動きが起きます。動機は抜本的変革を狙う

のですが、このところそれが成果を生んで

いるとはなかなか評価しづらいものです。

 

何故だろうと考えていた筆者が思わず膝を

打ってしまった本に出合いました。

 

長年心の奥底によどんでいたエネルギーが

沸き上がった声としてお聞きください。

 

「組織」  横山禎徳著 ダイヤモンド社

~「組織という有機体」のデザイン28の

ボキャブラリー~

 

企業の経営戦略を実行する「組織」を

構築することは容易ではない。組織改革に

乗り出す企業は後を絶たないが、真に

生まれ変わったという話はほとんど聞か

ない。

 

組織を本当に変えたいのであれば、組織

構造ではなく、組織を動かすための

仕組みや仕掛けを変えなければならない

 

その仕組みや仕掛けのことを「組織

デザインのボキャブラリー」と呼んでいる。

 

◆人の行動を変える事、すなわち

行動変容こそが組織を変える目的である

どんな大々的に組織変革を行っても、人々

が行動を変えず、昔通りの慣れ親しんだ

行動をしているのであれば、その改革は

失敗である。

 

情報を大量に集め、社内会議で「過剰消費」

し、それで満足して行動に移らないといった

逆説的な状況から脱する必要がある。

 

「答えは外にある」として機敏に動き回る

などこれまでの行動を変える要素はいくら

でもある。

 

◆ほとんどの組織デザインが、素人仕事に

終わっている

多くの組織では企画スタッフが組織改組を

やっているが、いかに優秀でも組織デザイン

に関してはそのための訓練と経験を積まない

素人仕事しかできない。以下の失敗を

する。

 

①「理想的組織をつくろう」と意気込む

事業環境の変化や企業規模拡大を超えて

存在し続ける「理想的組織」などありえない。

「製品別組織」と「機能別組織」のどちら

が良いのか判断する決め手などない。

このような状況では最初はどちらかを選択

し、どちらかを犠牲にするのがよい。

そして頃合いを見計らいその逆をやり、

底上げを図っていく。

 

②「組織メンバーは理性的あるいは合理的

判断に基づき行動する」という人間観

 

縦割り組織の弊害をなくし、組織間連携

を促すために組織横断的な部署を設置する

ことがある。しかし、多くは期待したほど

機能しない。それは会社の目的に沿った

合理的な行動を人々がとらないからだ。

 

カンパニー制も一時、はやった。

しかし、必要十分な権限をすべて与え、

それに応じた評価体系を変えるところまで

徹底してやらなければならない。プライス

やコストだけでなく投資権限も与える必要

があるが、そこまで与えられていることは

稀である。

 

◆座りにくい椅子を用意する

いかに行動とその背景にある動機付けを

変えていくかにある。「駆り立てる仕組み」

「よく観ている仕組み」「注目を浴びる

仕組み」などをしっかり組み込んでいく。

それが本当の意味で組織を変えていくこと

だ。組織図には表れてこない。

 

人がゆっくり座っていては仕事ができない

ような「座り心地の悪い椅子」を用意し、

昔通りでは情報が入らず、事が運ばない

ように職務を決める。

 

◆組織を隅から隅までデザインしては

いけない

組織には「完成」という概念はなく、

「これで決まりだ」ということは永遠に

ない。常に状況に合わせて自己調節を

行うダイナミック・システムである。

人間という有機体が集まって動かして

いる疑似有機体だからだ。

 

私たちの周りにはあきれるほど性格の

悪い人は多くない。大半は怠惰なだけで

常に保身を考え、現状維持的で再現性

のある仕事はできるが、その範囲を

外れると全く無能になったりする。

 

◆絶え間ないラーニングとアンチラーニング

が欠かせない時代である

①「絶え間なく学習し、そして学習した

ことを捨てる」ことである

 

②過去の「常識」から脱却する

世の中の急速な変化についていけない

中年より若者に任せた方がよいという

考えはあるが、ほとんどの伝統的大企業

ではそうなっていない。企業活動の全て

に若者のほうが得意ということはないか

らだ。

 

企業活動を3つに分けて、若者が得意

とすること、中年が得意とすること、

両社が共同・競争した方がいいことに

デザインする。全社一律ではなく、多様な

サブカルチャーがいくつも併存したほう

がいい。

 

過去、現在、未来を通じて「正しい」

組織を求めない、変化できる組織を志向

・時代の変化に敏感な感覚を持っている

・戦略の執行においては柔軟に対応する

・権限の付与は形式にとらわれず

 臨機応変である

・指示命令よりも情報の共有を重んじる

 

このように変化を続けていく

 

◆組織は永続しないもの、そう割り切る

方が賢明である

戦略と組織は表裏一体の関係にあり、戦略

が変われば、それに応じて組織を見直す。

「組織は戦略に従う」

 

◆組織の意思決定システムをデザイン

し直すことには、大きな戦略的価値がある

組織のOSS(オペレーティング・システム・

ソフトウェア)を作っていく上で重要なもの

「意思決定システム」「業績モニター

評価システム」「人財育成・配置システム」

がある。特に「意思決定システム」において

は多くの企業が一律に常務会などで決定

される。事業のスピードを考慮した柔軟性

を組み込まないと意思決定が遅れる。

 

事業の性格に応じてユニットに任せる。

疑義が生じた場合には意思決定委員会の

レビューに掛けるなどの方策もある。

 

◆筆者のまとめ

多くのトップが最高責任者になると、取り

巻きを集め、「居心地の良い部屋、座り

心地の良い椅子」を求めてしまいます。

経営責任の厳しさから、安定したわが身を

守る環境作りに走ることはよくわかります。

 

しかし、戦略なき「組織変革」により、

組織要員が内向きなエネルギーで消耗して

しまい企業の低迷を招いてしまう様をみて

きました。

 

組織に対する見識と経営の勇気をもって

「仕組み」「仕掛け」を編み込んでいく膨大

なエネルギーを注ぎこまないと、組織変革は

成就しない。そうしたトップの姿勢を感じて

社員たちはついていきます。このように絶え

間なく努力していくことこそが、トップに

選任されたものの務めであるとつくづく

思うものであります。

 

そのことをまとめて指摘された良書です。

 

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メドーセージとは「サルビアガラニチカ」

呼ばれるシソ科アオギリ属のハーブの

ことをいいます。 鳥のくちばしのような

独特な形をしたブルーの花が特徴で、初夏

から秋まで比較的長く花。

雨の続く今、わが家の庭では目立っています。

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2020/07/10

晴動雨筆

「晴耕雨読」という素晴らしくも憧れる

ライフスタイルがあります。

 

定年退職後、どういうライフスタイルが

いいか模索してきましたが、結局「晴耕

雨読」をもじって「晴動雨筆」になって

きました。

 

晴れた日は思い切り身体を動かす。

テニスをする、ゴルフをする、散歩、

筋トレと身体を消耗させ、お酒を飲み

食事を楽しみ、ぐっすりと眠る。

 

これに尽きる!

 

雨が降り、在宅の時は、顧問や各会の

幹事の仕事をする、掃除をする、家事を

手伝う、買い物をする、物書きをする、

楽器をいじるといったことに集中する。

 

もともと物書きが好きで、日記、レポー

ト、ブログ、電子書籍の出版と、文字

と関わっていくことが好きなのだから

そうすればよい。

 

いろいろ思い悩んだ結果、こういう風に

決めてそれぞれのことに集中していく

ことが、自分にとっていいことだ。

 

目の前のことに集中し、それぞれに楽しみ

を見出していくことが素晴らしい毎日を

生み出すのだと・・・

 

あれこれ先のことを思い悩んで、現在の

目の前のことに集中できないことが

もったいないことなのだと・・・

先のことはどうなるかなんて誰にも

分からない・・・

 

毎日のビジネスから解放されて3年余、

いろいろ試行錯誤したけれども、結局

たどり着いたのが「晴動雨筆」

 

毎日の時間を集中して有効に使い倒す!

これが大事なんだと!

 

C'est la vie! 「これが人生さ」

 

拙ブログ2019年2月26日から引用します。

「北アフリカ最大のローマ人居住地であっ

た古代都市タムガディの砂に埋もれていた

廃墟が18世紀に発見されました。現在は

アルジェリアのティムガッドと呼ばれて

います。

ティムガッドの落書き

そのフォルム(大広場)とよばれる場所から

「狩りをし、風呂に入り、ゲームをし、笑う。
 これが人生だ」

というラテン語の落書きが出てきました。

西暦100年ころトラヤヌス帝が建設したこの

都市が高いレベルの快適な生活を都市市民

に提供していたことは驚くべきことです。

賑やかな市が立つ日には大広場に人々

が集まり、ゲームをしたり野外劇場で上演

される劇を鑑賞したり、公衆浴場でゆっくり

とおしゃべりをしていた姿が想像されます」

 

他人の目を気にして、大義を考え過ぎ、

あれこれ悩むよりも自分の好きなように、

他人の迷惑にならぬ範囲で、いい意味での

わがままを通すのも、またよしとしよう!

 

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2020/07/04

運動は人間を幸福にする

運動と気持ちの高揚の関係は今までも言わ

れてきました。スタンフォード大学の心理

学者のケリー・マクゴニガルさんが記した

「スタンフォード式人生を変える運動の

科学」(大和書房)からポイントをピック

アップします。納得感満載です!

 

◆運動は人間を幸福にする

・運動で「人生の満足度が高まる」

世界的にみても体を良く動かす人の方が

幸福感や人生に対する満足度が高い。

定期的に運動している人は目的意識が強く

日常生活において感謝や愛情、希望を実感

する事が多い。

 

・脳は運動する人に「報酬」をくれる

運動がもたらす心理的な効果は幸福ホル

モンと呼ばれる「エンドルフィン」だけで

はない。他にも多くの脳内化学物質が

活性化するため、活力が湧き、不安が和ら

ぎ、人々の絆が深まる。

 

運動すると気分が爽快になるのは、そのた

めの仕組みが筋肉組織に備わっているため

でもある。筋肉から脳のストレス耐性を

高めるホルモンが血中へ分泌されるのだ。

 

人体の生理機能は身体を動かすことに

「報酬」与える仕組みになっていると

しか思えない。

 

◆持久力が高揚感をもたらす

200万年前大規模な気候変動によって

温度が低下し東アフリカの地勢は一変した。

森林が減りまばらな森や広い草原が出現す

る。原始人たちは以前よりはるかに広い

範囲を移動しなければならなくなった。

走るのに適した身体的特徴が優性になっ

た。

 

・なぜ「ランナーズハイ」が起こるのか?

ランナーズハイを引き起こす脳内化学物質

の一つに「内因性カンナビノイド」がある。

大麻やマリファナのように苦痛を緩和し

気分を向上させる作用がある。

 

・20分の「ややきつい運動」でハイになる

実験によるとジョギング程度の運動が

ウォーキングや全速力の走行よりもカンノ

ビノイドの値が高かった。

 

ランナーズハイが起こるカギは走る行為

そのものよりも中程度の運動の継続にある。

 

◆夢中になる

大麻やドラッグの使用時と同じ神経伝達

物質系の作用によるものだ。

 

・運動嫌いでも6週間で夢中になる

運動はドーパミン、ノルアドレナリン、

内因性カンノビノイド、エンドルフィン

などの脳内化学物質の分泌を引き起こす。

運動とドラッグとの違いは、その作用が

起こるまで運動は時間が掛かる。ジム

での実験では新しい運動習慣を定着させ

るには週4回のトレーニングを6週間継続

する必要があることが分かった。

 

・「鬱病の治療法」としての運動

運動が脳の「報酬系」に及ぼす影響はほぼ

確実に抗鬱作用につながっている。脳は

加齢によって10年毎にドーパミン受容体

が13%減少する。そのために日常の喜び

を感じにくくなるが運動はこの現象を

防ぐ効果がある。年齢が高くなるほど

運動と幸福感および鬱のリスク低減の

関連性が高くなる。

 

◆いまを大切に生きる

心理学では自然の中で行う運動を「グリ

ーン・エクササイズ」と呼ぶ。どんな

運動でも屋外で身体を動かし始めて5分

も経つと気分が明るく、楽観的になる

ことがわかっている。

 

・「安静時の脳」で起こっていること

今から20年前、脳の「デフォルト・

モード・ネットワーク」が発見された。

安静時の脳は全く安静状態でないことが

わかった。記憶や言語、感情、推論など

に関連する脳の多くのシステムが活性化

していた。

 

人間の脳は放っておくと想像上の会話を

繰り広げたり、過去の経験を反芻したり

将来のことを考えたりしてしまう。特に

自分自身のことや人生における目標、

人間関係などについてしつこく考える

傾向にある。

 

・「ネガティブ・バイアス」

ほとんどの人の場合、脳のデフォルト状態

にはネガティブ・バイアスがある。過去の

つらい経験を何度も思い出したり、自分

自身や他人を批判したり心配すべき理由を

しつこく考えたりする。

 

デフォルト状態では心理的な罠に嵌りやす

い。会話や仕事に集中しているときは

沈静化しているが、鬱病の人はこの切り替え

がうまくいかない。脳がこの反芻をやめら

れなく場合もある。脳の報酬系は記憶や

不安についてのデフォルト・モード・ネット

ワークとつながりやすい。「そうだ、もっと

考えろ!」とあおり始め、くよくよ悩むと

何かいいこと(=報酬)がありそうだと脳

が勝手に思い込み始める。

 

このデフォルト状態を鎮静化させるための

最も効果的な方法のひとつは「瞑想」だ。

呼吸に集中すること、瞑想をすること、

マントラを唱えることは、いずれもデフォル

ト状態の中心部分を非活性化することが

脳画像検査によって明らかになっている。

 

私も緊急事態宣言解除後、テニスをいつも

より頻度を上げてプレーしました。身体

の疲労は大きかったけれども、気分的に

は爽快感を経験しました。

 

ただしゲームで負けが込んでくると、安静な

時にデフォルト・モード・ネットワークが

大活躍して気分が重くなり、沈んでしまう

こともありました。その時に静かに瞑想的

な時間を作ると、くよくよとした気持ちが

確かに消えた!効用はあります・・・

 

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ACWORKSさんの写真(PHOTO ACより)

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まぼさん(PHOTO ACより)

 

追伸)2月上旬に訪問した熊本県人吉盆地が

大水害に見舞われました。テレビで見る限り

宿泊したホテルも水没していました。

心よりお見舞いいたします。(7月5日)

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