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2018/10/06

「修養」にみる温故知新

新渡戸稲造を知らない人はいないことで
しょう。その著書「武士道」があまりにも
有名です。

盛岡生まれで札幌農学校を卒業し、米、
独にて農政学を研究し、東京帝大教授
東京女子大学長、国際連盟事務次長
を務めるなど、国際人としても青年教育
などにも活躍しました。

今回は著書の「修養」
~自分を磨く小さな習慣~(三笠書房)

で古きを訪ね新しきを知る(見直す)を
してみたいと思います。

少々硬い文章が続きますが、最後まで
読んでいただけると、思わず微笑んで
しまいますよ。

「<自分という財産を最高に生かす方法>

修養の「修」とは「身を修める」ことで、
心が主となって体の動作または志の向く
所を定め、進みゆく意である。

「養」とは「心を養う」の意であり、つまり
「修養」とは「修身養心」ということで、
身と心の健全な発達を図るのがその
目的である。

◇「決意の持続力」は人生を決める

・遅くとも最後まで歩き続けた人間が勝者
 となる
「怠らず行けば千里の外も見ん 牛の
歩みのよし遅くとも」という古歌にある
ように、遅くても怠らず一歩一歩と進
めば、やがて千里の遠きにも達する。

・一事に上達すれば、必ず万事に通ずる
繰り返し継続すれば、いつの間にか、
その道に上達する。最初から難しいこと
をやろうとすると失敗しやすい。ちょっと
見ると何でもないが、ただ少しやりにくい
ことがあるくらいのことを繰り返して行う。
行っているうちに継続ということが習慣
となり、一事に達したものが他にも応用
される。日記などはよい例だ。

・習うより慣れろ
西洋の諺ににも「習慣は第二の天性」
とあるとおり、継続心の修養は大事だ。
継続し熟達さえすれば、その中に含まれ
る偉大な原則も自ずから会得できる。

◇「克己心」を磨く

・「己に克つ」には何が必要か
人前にでて怖気づく人の例で考えて
みよう。その動機を解剖するとひとつで
はない。

人によく見られたいという考えがあるか
らこそ怖気づくのである。奥深く潜んで
いる欲なり色気であるとすると、それを
矯正すればいいと気づく。

外見からすると真の原因らしく見えるこ
とも、よく研究すれば第二、第三である
こと多い。

◇勇気を養う

・どこまでも正義を守る
「正を守りて恐れることなかれ」(シェイク
スピア)「正を守る」は勇気の根本で、
恐れることなかれ」はすなわち勇気だ。

・最悪の事態に備えて「心の免疫」
 をつくる
ある出来事に出会った時「これが極度
にまで達したなら、どうなってしまうの
だろうか」その時の決心をすれば、何事
につけても恐ろしいということはなくなる。

・都合の悪い時は「その裏を見る」ことが 
 大切
聖書では「神は愛する者を苦しめる」と
あるが、叱ることの裏側には深き愛情
があるかもしれない。

・「大きな不幸」を頭の中で体験する
最悪の状況を想像し、今の状況と比較
すれば、今の状況など耐えられないこ
とはないと勇気が湧いてくる。

◇「人生の蓄え」のすすめ

知識よりも「知力」を養い、これを心の
蔵に多く蓄える事を心掛けよ。そして、
より一層大切なのは、「徳」の貯蓄で
ある。

・「活力の貯蓄」にこそ進歩の芽がある
文明を定義して「活力の貯蓄」という
学者がいる。もっともなことだ。

知能の発達は時間と空間に適応する。
将来のことを考えることは、時間と
空間に対する拡大ということになり
進歩した思想といえる。

・いざというとき、役立つ知恵を持って
 いるか
取り越し苦労は無駄ということはある。
しかし、災難にあったらこうしようという
覚悟は役に立つ。事にあたって狼狽
しないためには、日ごろの用意が
なければならない。

・「人徳」という最高の財産を蓄える
 方法
最初は些細なことにも注意してそれを
改めるようにして徳を蓄えたならば、
巨万の徳を積むことができる。

◇タダで手に入る「幸福な人生」

徳を積んだからといって、この世に
栄華をもたらす保証はない。徳は
金に換算することはできない。

しかし、徳には名誉も黄金も及ばぬ
保存力と快楽がある。
金のある者は一夜にして失敗して
失うことがある。知識も忘れる事が
ある。

徳は火災に喪失する心配もなく、
人にねたまれることもない。そして
徳の人は至る所に楽しみを感じ、
我々の味わえない快楽を得る。
他人をねたみ、おとしいれる必要
もなく、平和に無事に世を送る。

このような徳の人は、巨万の富を
積んでも得られない、学位証書でも
昇進の辞令書でも買えない満足と
快楽を得ることができる。

この点に着目したら、世に対する
不満も不平も起こさないであろう。」

最悪を想像してその時の決心をして
「心の免疫」をつくるとか、「大きな不幸」
を頭の中で体験して現在と比較する
といった、ポジティブ思考では語られ
ない話も、今となっては返って新鮮味
があります。

最後の「徳の人」は幸福な人生を送る
ことができるとあります。
結局「得の人」というわけでしょうか・・・

19世紀の後半から20世紀の前半に
生きた新渡戸稲造さんの教えは
今の私たちが味わってみる価値が
あります。


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(わが家の愛すべき薔薇が咲いてくれて
 いる。名前はゴールドバニー 夏の
 暑さにやられていたが、肥料を
 加えたら元気になった。)

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