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2018/08/19

人生という山のくだり方

枡野俊明さんという曹洞宗徳雄山建功寺
の住職にして庭園デザイナーで「迷わない
禅の作法」「人生のくすり箱」等の著書が
あります。電子書籍を読むようになって
から出会った禅の教えを分かりやすく説く
1953年生まれの同世代です。
(KADOKAWA(中経の文庫))

人生を登山に例え、定年後に象徴される
人生の時期に下山を禅の教えを基に
ひとつの山を登り切り、無事下山して完結
するためのお話です。

「頂上にしがみつけば遭難する、人生で
遭難しないためのは、緩やかに幸福に
下る術を身に着ける必要がある。

<下りの一歩を踏み出す>
人生の頂上にたどり着いたと感じたら、
下りの一歩を踏み出す。例えば会社での
出世はここまでと思ったら、次に登ってくる
者に自分の経験を伝え、彼らを下から
支える。

<誰々のためという発想から抜け出す>
子供のためとか、何々のためということに
縛られてはならない。人生で大切なことは
移ろいでいくもの。それに身を委ねること
もまた、人生の下山である。

<下山の中で磨く円熟味>
「閑古錐」という禅語がある。「閑」は静かな
心が安らぐという意味。「古錐」とは使い古
されて先が丸くなった錐(きり)」

若い頃と違って、結論を急がず、上りにいる
人々が性急に事を進めているときに、急が
ずにという言葉を投げかけたりするのも
下山の人の役割。

<後悔の念との向き合い方>
「不退転」というのも禅の言葉。修行によって
一度悟れば、決して二度と迷いの世界に
入ってはいけないという教え。

戻れないのだから、過去に執着せず、ただ
今という時間を大切に生きる、それが人間に
与えられた使命だと禅は教えている。

<あえて曖昧にするという智慧>
物事を二者択一で考えない。今までこの選択
の仕方に迫られて生きてきたが、現役を退い
てからもこの習慣を続けると、がんじがらめに
縛られてしまう。

決めつけるという発想を少し止めてみる
ことだ。

<夢中になれるものがありますか>
仕事一筋が終わり、人生の道が見えなくな
った時、どうすればよいのか。

「遊戯三昧(ゆげざんまい)」という禅の言葉
がある。「遊戯」は単純な遊びのことではなく、
目的や評価が存在しない世界を指す。結果
を気にせず、損得勘定なしで、ただ夢中に
なっている状態をいう。

「三昧」はずっとそのことをやっている意味で
はなく、その時にすべてを忘れて集中する
ことを言っている。下山にさしかかった時に
人生を豊かにしてくれるのが三昧の境地。

<不便を楽しむ心を持つ>
人生の下り坂に差し掛かったときにたくさん
の自由な時間が生まれる。しかし、時間を
持て余すことも多い。それは便利な道具が
次々出てきたからだ。便利な道具が悪い
わけではない。生まれた時間を無為に過ご
すことが不安感に結びつく。

あえて不便を作ることで、例えばいつもより
余計に歩き、季節の移り変わりを感じること
もよい。身体で感じることが生きている実感
につながる。

<孤独は人を強くし、孤立は人を弱くする>
日常の中にほんの少しの孤独を作っていく
ことで、自己と向き合う時間を取る。自分を
見つめなおすことが大事。

一方孤立は自分を発見することはない。
孤立がもたらすのは、不安感、寂寥感、
猜疑心だ。人はいつも誰かとつながっていた
い。それが人間の本能だ。

<鴨長明の「方丈庵」暮らし>
方丈記の鴨長明は晩年「方丈庵」に籠って
一人で暮らした。孤独な時間と向き合いなが
らも、時に京の街中を訪れたり、鎌倉や
遠出もしながら、世相、災害などのルポルタ
ージュもした。それが「方丈記」だ。」

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鴨長明の晩年の生きかたには共感しています。
私の八畳の部屋も「方丈庵」と名付け、鴨風
ライフスタイルに憧れています。わが意を得た
りの気分です。

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