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2018/05/21

講演会に出て思う

退職後は接する情報が減ってしまいます。
それではいかんと、先日ある講演会に行っ
てみました。

竹中平蔵慶応大学名誉教授の講演でした。
「第四次産業革命」に関するお話です。

政府の様々な諮問委員会等国の政策に
深く関わっています。安倍内閣は長期政権
になってきました。経済、株価や失業率の
減少等評価できる点もかなりある。

しかし、まだレガシー(遺産)として後世に
残していく結果が出ていないと言います。

例えば、財政改革、地方分権、エネルギー
・水の分野。

第四次産業革命のキーワードとして以下
5つ挙げられる。

①ビッグデータ
②AI(人工知能)
③IOT(Internet of things)
④ロボット
⑤シェアリング・エコノミー

インターネットが1988年商用として提供さ
れてから89年東西冷戦終結のころから
日本にも入ってきた。2000年政府にIT
戦略会議ができ、2011年にはドイツで
インダストリー4.0が発表されたが、日本
では不幸にも東日本大震災が起き、
対応が遅れてしまったが、ビッグデータも
この頃から注目され始めた。

これから日本が頑張っていくためには、
以下3つのキーワードが大切になってくる。

①ビッグデータ活用
 ダヴォス会議でメルケル首相はこれから
 はビッグデータの戦いになる。中国は
 国家ぐるみで戦おうとしている。

 日本でも政府にビッグデータの司令塔
 的組織を作ることができた。

②SandBox(砂場)
 規制緩和をしたゾーン(SandBox)を作り
 例えば自動走行を実験できる環境を
 整備する等の施策を早く作る。

 ある日本の銀行とベンダーでフィンテック
 の実証実験をシンガポールでやらざるを
 得なかったことがある。もう世界ではこの
 SandBoxを実証している国は18もある。

 日本においても法律がやっとひとつ通っ
 た。スピードを上げないと競争力がどん
 どん落ちていく。

③リカレント教育(学び直し)
 「義務教育または基礎教育の修了後、
 生涯にわたって教育と他の諸活動(労働、
 余暇など)を交互に行なう教育システム」

 新しいテクノロジーで世の中のスピードが
 早い今日、学び直しのチャンスはとても
 重要。

要約すると以上のような内容でした。
分かりやすく事例や数字を織り込んだ講演
としてはお手本のようなものでした。話
の仕方の勉強にもなりました。

最近のマスメディアの報道がある一点
(例えば政治家・官僚の不祥事)に極端に
集中する傾向のある点(もちろん追及し正し
ていくことはマスメディアとしての重要な使命
ですが)、に疑問を抱く私としては、
「日本の国益」を考慮した報道という切り口
もあっていいと感じています。

もちろん権力に迎合して民意を戦争の助長
に向けてしまった20世紀前半までの反省
から、権力の暴走を許さない姿勢というの
は大事だと思います。が、一方で日本の国力
や競争力という観点で積極的で的確な報道を
するメディアがもっとあってもいいかなと聞き
ながら考えてしまいました。

日ごろの情報インプットが減ってしまう
定年後は意図的に情報を聞きに行く姿勢
が大事ですし、投資などを通じて、国際情勢
などに敏感になって外の情勢に関心を
持つことが大切だと思う今日この頃です。


Dsc_2338

(マホロバマインズ三浦(三浦海岸)から
 房総半島方面を望む 海・空が美しい)

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