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「自分を大事にする人がうまくいく」

ースタンフォードの最新「成功学」講義ー

・・・とくるとなんだ?と思わせるタイトルと副題の取り合
わせですね。スタンフォード大学の思いやりと利他主義
の研究教育センターのサイエンス・ディレクターであり
イェール大学で「幸福の心理学」を教えている
エマ・セッパラ博士(著者)は、フォーチュン500の企業経営
者・社員に対してコンサルをしている人です。
グーグル、アップル、フェイスブックでも講演しているんです
って・・・
(大和書房 高橋佳奈子訳)

「自分を追い詰め、限界までトコトンやれば成功する時代
は終わったといいます。成功するためには「何が何でも
頑張り通さなければならない」などと言われてきた。

しかし、これは大きな間違いである。一般に支持されて
いるこうしたやり方で成功をおさめても、慢性的にストレス
を感じ、心身の健康を損なうことが多い。

成功と心身の健康を同時に手に入れるのは、従来と
真逆の以下6つの方法が有効。

①今、この瞬間を生きる
 次に何をすべきかを考えてばかりいないで、今この瞬間
 にしている仕事や会話に注意を集中する。そうすれば、
 生産性が増す。

②レジリエンスを鍛える
 ストレスに満ちた状況から素早く精神的に立ち直る能力
 「回復力」(レジリエンス)を鍛える。そうすればあまりスト
 レスを感じずに困難を乗り越えられる。

③エネルギーをコントロールする
 心を疲弊させる考えや感情にとらわれるのはやめ、穏や
 かな精神状態をたもってエネルギーをコントロールする。
 そうすれば、精神的エネルギーを、それが何より必要な
 仕事のために蓄えておける。

④何もしない時間を持つ
 すべての時間を仕事に充てるのではなく、無為の時間
 や楽しみに費やす時間を持つ。そうするれば創造力が
 増し、アイディアが浮かびやすくなる。

⑤自分にやさしくする
 自分の能力の限界まで頑張ったあげく自己批判ばかり
 するのはやめ、自分に対して思いやり深くなる。そうすれ
 ば、困難に直面しても乗り越えられる。

⑥他人に思いやりの心をみせる
 自分にだけ注意を向けず、周囲の人々に思いやりや
 興味を示す。そうすれば、同僚や従業員の熱意を高め
 生産性や影響力を高められる。」

「ガンバリズム」で生きてきた人たちにとても良い福音に
なる気がします。私たち早めの戦後世代は、常に競争
にさらされ、敗者にならぬために「頑張る」ことが美徳と
して強烈な刷り込みがあります。

しかし、「ゆとり教育」のようにすべてを緩める風潮とは
一線を画します。この本は「頑張る」前提の人々に対して
とても効果があると感じました。

「禅」「瞑想」といったものへの傾倒や回帰現象が西欧
社会のトレンドとして上記のような論調を作り出しています。

どうやってやるの?というHowを突き詰めることは不要
かもしれません。自己のあり方を6つの要素により振り
かえる時間を作ることこそが重要だと感じます。

前回掲載した「孤独感」も自己を振り返ることなく、従来
の延長線で安易に捉える結果として出てくるものかも
しれません。この本の仕事をもう少し大きい意味で「人生」
と捉えてみようと思いました。

フランス パリ出身の筆者と触れ合うところです。

パリというと最近・・・・・

名古屋ボストン美術館の「パリジェンヌ展」(上2つ)と
京都文化博物館の「パリ・マグナム写真展」(下2つ)
と偶然パリに関する2つの展覧会に遭遇しました。

Dsc_1889


Dsc_1888


Dsc_1900


Dsc_1901


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