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日野原重明さん逝く

聖路加国際病院名誉院長の日野原重明さんが18日に
105歳の天寿を全うされました。

日野原重明さん 「生き方上手」2001年にベストセラーと
なった時に知りました。当時私は47歳で、一度目の大阪
赴任から東京に戻り、「50歳からの生き方」の意識を始め
た時期に出会い、感銘を受けました。人生の契機となる
一冊でした。

今回は、到知出版のメルマガを引用し、日野原さんの命、
子どもに対しての名言をお伝えし、追悼とします。


「人生は順逆の連続という。順逆をこえるとは、順境にも
逆境にも負けない自分を創るということである。

日野原先生の100年の人生にも、順境逆境は繰り返され
たろう。それをこえ、いまなお使命に生きておられるお姿
には神々しさがある。

1970年、日航機よど号ハイジャック事件があった。

日野原先生はその機中にいた。

58歳だった。


事件四日目、乗客は全員無事、韓国・金浦空港で解放さ
れた。

靴底で大地を踏みしめると、「無事地上に生還した」の思い
が膨らみ、これからの人生は与えられたもの、人のために
生きよう、という決意に繋がっていったという。
 
帰国した日野原先生を、1,000人を超す人たちからのお見
舞いやお花が待っていた。その礼状に奥さまが書き添えら
れた。

「いつの日か、いづこの場所かで、
 どなたかにこの受けました
 大きなお恵みの一部でも
 お返し出来ればと願っております」


この言葉が日野原先生第二の人生の指針となった。
 
昨年末、NHKテレビで日野原先生のドキュメンタリー
番組が放映された。

インフルエンザで39度の熱がありながら、子供たちと
の約束だから、と地方講演に向かわれる姿をテレビは
映し出していた。

その先生が作られた俳句がある。
   
100歳はゴールではなく関所だよ
 
人生の順逆にほほえみを持って立ち向かわんとする姿
が、この句に表れている。

命はなぜ目に見えないか。
 それは命とは
 君たちが持っている
 時間だからなんだよ。
 死んでしまったら
 自分で使える時間も
 なくなってしまう。

日野原重明
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日野原重明医師が10歳の子どもたちに贈った「命」
の授業とは……。
 
(日野原) 
 僕が一貫してテーマとしているのは
 命の尊さです。

 難しい問題だから
 なかなか分からないけれどもね。

 でも

「自分が生きていると
 思っている人は手を挙げてごらん」

 と言ったら、全員が挙げるんです。

「では命はどこにあるの」

 って質問すると、
 心臓に手を当てて

「ここにあります」
と答える子がいます。

 僕は聴診器を渡して
 隣同士で心臓の音を聞いてもらって、
 このように話を続けるんです。

 ・  ・  ・  ・  ・

「心臓は確かに大切な臓器だけれども、
 これは頭や手足に血液を送る
 ポンプであり、命ではない。
 命とは感じるもので、
 目には見えないんだ。
 君たちね。
 目には見えないけれども
 大切なものを考えてごらん。
 空気見えるの?
 酸素は?
 風が見えるの? 
 でもその空気があるから
 僕たちは生きている。
 このように本当に大切なものは
 目には見えないんだよ」と。

 
それから僕が言うのは

「命はなぜ目に見えないか。
 それは命とは
 君たちが持っている
 時間だからなんだよ。
 死んでしまったら
 自分で使える時間も
 なくなってしまう。

 どうか一度しかない自分の時間、 
 命をどのように使うか
 しっかり考えながら
 生きていってほしい。

 さらに言えば、
 その命を今度は
 自分以外の何かのために
 使うことを学んでほしい」」

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