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司馬遼太郎展

わが愛する司馬遼太郎さん没後20年
「21世紀の”未来の街角”で」がそごう美術館で
開催されています。(6.2~7.9)
司馬遼太郎ファンとしては観に行くしかありません。
Dsc_1868

なかなか作家の展覧会というのは展示が難しいものだと
思います。ファンとしての切り口が様々だからでしょうね。

自分の好きなジャンルへの時間を割くことができるのも
今の環境のなせる業です。

家族・仕事の割合が大きかった今までが「チェンジ」して
「自分の好きなことをやっていいんだよ!」と言われても
うまく適応しようと思い過ぎてもストレスになります。

今までの延長線上を望むなら、フルタイムで働けばいいし、
いろいろ選択肢がある中で、私は「自分、家族、仕事」の
バランスで、仕事の割合を大幅に減らす生活を選びました。
選んで3か月経過しました。珍しい、うれしい、物足りない、
少し落ち込むいろいろ日替わりの混合した気分で過ごして
きました。

自分の気持ちに素直に生きていけばいいのであって、
他人から見てカッコいいと思われようなどと考えない方が楽
だという結論に至りました。

さて、話を戻して本展示の主題は「21世紀”未来の街角”で」
に戻ります。

Dsc_1869

「日本人とは、日本の国とは何か、と考え続けた作家司馬
遼太郎が72歳で亡くなってから20年がたちました。「関ケ原」
「竜馬がゆく」「坂の上の雲」「この国のかたち」「街道をゆく」
など遺された作品の多くは今なお読み継がれています。

本展では、次代を担うこどもたちに書いた「二十一世紀に
生きる君たちにへ」に通じる未来の街角を会場にすえ、この
街角に立てば、「司馬さんにあう」、「作品にあう」ことができ
るでしょう。

相模の国を治めた北条早雲を描く「箱根の坂」や「竜馬が
ゆく」「峠」あるいは「街道をゆく 横浜散歩」で描かれた横浜
の街・・・・・・思い思いのメッセージを受け取ってもらえば、と
願っています。」(パンフより)

司馬さんの戦国、幕末維新の作品が多く読まれています。
維新から明治の時代は欧米列強の圧力の下、「日本」という
国家意識が「圧搾空気」としてあったから、現代の日本の
形が作られていきました。一等国の仲間入りをし始めた頃から
だんだん変質・劣化し、敗戦、戦後の経済復興と続き、再び
再興、停滞というサイクルを繰り返しているようにも思います。


最後に「今後の日本」「二十一世紀の日本」やそれを担う子供
たちへの司馬さんの強烈な思いにつながっていくと感じます。

それらの思いが後半の作品「この国のかたち」「街道をゆく」
の中に司馬さんの「思い」を強く感じることができ、共感する
ものです。

そして、展示の最後に「二十一世紀に生きる君たちへ」に
が掲示され、結ばれていくものです。

デモクラシーや資本主義が劣化していく中で世界情勢が大き
く変化する二十一世紀前半に人生後半から終盤を過ごす私と
しては考えさせられるものでもありました。


Dsc_1808

(わが家で梅雨に蒸し暑いころ花を咲かせてくれる
   のうぜんかずら む~とする季節の定番で
      今年は多くの花をつけてくれました)

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