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ギリシャ人の物語Ⅱ

塩野七生さんは私の読書の最も好きな作家のひとりです。
今年シリーズ「ギリシャ人の物語Ⅱ」(民主政の成熟と
崩壊)を上梓されました。(新潮社)

私は20年ぐらい前から出版されるものを読んできました。
特に感銘を受けたのは「ローマ人の物語」(全15巻)で、
欧米人がギリシャ・ローマをルーツとしてその人知を
誇りにしてきている理由が分かってくる気がしたもの
です。

Dsc_1688

(退職後の5月に読みました。市民プラザの森の散歩道
 近くで椅子を持ち込みご機嫌に読書している様子です。
 ちなみに開いているのはp14,15)

あらすじは以下です。
「ペルシャを迎え撃ち、完膚なきまでの勝利で追い返した
ことで、アテネの前に繁栄の道が大きく開かれた年から
は七十五年後。その繁栄を維持するだけでなく、さらに
強大化するのに成功したペリクレスの死から数えれば、
わずか二十五年後。ギリシャといえばアテネ、と言われて
きた都市国家アテネは、紀元前404年に、滅亡は逃れた
にせよ、衰退はもはや確実、とするしかなくなったのだ。
(中略)人間にとっての最大の敵は、ほかの誰でもなく、
自分自身なのである。アテネ人は、自分たち自身に
敗れたのである。言い換えれば自滅したのであった。」

「民主主義の罠 黄金時代を迎えたアテネ。その崩壊の
ー足音を手繰り寄せたのは民主政に巣くうポピュリズム
 だったー」

「民主政の政治家は、希望を語るのか、恐怖を語るのか」
(ブック帯より)

何だか感じるものがありますね。
塩野七生さんは、かなり詳述していくタイプなので、その
リズムが出てくるまでには50~100ページ必要です。
いつもそこからはのめり込んで一気に読み切ります。
ヴィジョン、戦略・戦術、戦闘、交渉、リーダシップ、
ロジスティクス、男の気概・色気といったテーマで見て
いくと大変魅力があります。

氏は1937年生まれですから、女性の年を云々するわけ
ではありませんが、何と今年(17年)傘寿でなお毎年
一冊は長編を生み出しておられます。その氣力を
見習いたいものです。2017年末「ギリシャ人Ⅲ」刊行
予定です。

最近はkindle で読むことが多いのですが、塩野さんは
蔵書として紙で今後もいきたいですね。

ちなみに今まで読んだのは以下です。
「海の都の物語」(上下)
「わが友マキュアヴェリ フィレンツェ存亡」
「ローマ人の物語」(全15巻)
「十字軍物語」(1~3)
「皇帝フリードリッヒ二世の生涯」(上下)
「ギリシャ人の物語」(Ⅰ、Ⅱ)

読書も今後の人生・生活において重要なジャンルの
ひとつです。


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