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養生訓

少しずつ春の気配はしてきました。春を待つ心境
が強くなる今日この頃です。
さて、以前高野山に行ったときに写真のような
「長寿の心得」という手拭いを購入してきました。
それを壁に貼って喜んでいます。
「長寿の心得」
~人生は山坂の多い旅の道~
還暦 六十才でお迎えの来た時は
    只今留守と云え
古稀 七十才でお迎えの来た時は
    まだまだ早いと云え
喜寿 七十七才でお迎えの来た時は
    せくな老楽これからよと云え
傘寿 八十才でお迎えの来た時は
    なんのまだまだ役に立つと云え
米寿 八十八才でお迎えの来た時は
    もう少しお米を食べてからと云え
卒寿 九十才でお迎えの来た時は
    そう急がずとよいと云え
白寿 九十九才でお迎えが来た時は
    頃を見てこちらからボツボツ行くと云え
気はながく、心はまるく、腹たてず、口をつつしめば
命ながらえる」

Img_20170226_110551

上記は癒し系の長生き秘訣ですが、今回はそれに
通じるものがある江戸時代初期に生きた貝原益軒が
記した「養生訓」です。朱子学者の部分を割り引いて
みても、いまだに通じることが多く、いわば国民的健康
書ともいえそうです。(城島明彦訳 到知出版社)

□養生の術で最初にすべきことは、体に危害を及ぼす
 内欲と外邪を自分の身体から取り除くことである。
 ・内欲 七情の欲(喜・怒・憂・思・非・恐・驚)飲食欲
      性欲、睡眠欲、しゃべりたい欲・・・
 ・外邪 自然界を支配する4つの氣で、風・寒・暑・湿
      Mの体外から忍び込む邪気
□内欲を抑えることで、全身に元氣(万物の根源となる
  精氣)が満ち、外邪の侵入を防ぐことができる。
■人の元氣の根源は、万物に生じる天地の「氣」である。
  人は先天の氣によって誕生し、誕生後は飲食などに
  より元氣(後天の氣)を養う。後天の氣を養う飲食を
 軽めにすると、先天の氣がよく養われ天寿を全うできる。
□若いうちから養生に励むべきである。何もしないより
 ましだが、年老いてから養生を始めても効果は少ない。
■老人には若い頃とは異なる心の持ちようが必要で
 ある。若い頃と比べて月日が経つのが10倍早く感じる
  ようになる。そのために1日を10日、10日を100日、1月
  を1年と考え、その貴重な日々を楽しんで過ごすよう
  心がける。
□老人は常に元氣が減らないように注意しなければ
  ならない。息を荒げない、早口を避ける、他人の以前
  の過ちを咎がめないなどのことを心掛け、元氣の浪費
  を惜しむ必要がある。

どうですか?どれも確かに・・というものがありますが、私
は特に■の部分に感じるものがあります。まあ、氣を
大事に毎日を充実させるべく感謝の念で、心やすらかに
過ごしたいものです。

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