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「人生を照らす禅の言葉」

表題の本が到知出版社から刊行されました。著者は横田
南嶺氏です。氏は臨済宗円覚寺派管長を務めておられ
ます。折しも「白隠禅師250周年特別展「禅ー心をかたち
にー」講演会に出てお話を聞いたことがありました。

今回はさらに本を出されたということで、紹介したいと思い
ます。

「禅語を読むには姿勢を正しくして読むことをお勧めする。
腰骨を立てると、やる気が起こる、集中力が出る、持続
力がつく、頭脳が冴えるなどいいことづくめである。

「柳は緑、花は紅」(大自然の教えを謙虚に学ぶ)
年々に木々は緑の芽を伸ばす。花は歳々美しい色に咲く。
大自然の大いなる発露である。大自然から賜った命をいた
だいて生まれて、今日まで生きている。
「花は咲いている  精一杯生きている  わたしたちも
 精一杯生きよう」と恩師(松原泰道先生に書いてもらった。
人生に悩むとき大自然の命を賜っている。この原点に
立ち戻ることが大切だ。

「日出て乾坤輝く」(真理は当たり前のことにある)
乾坤とは天と地、釈迦は生まれてすぐ右手で天を指し、
左手で地を指して「天上天下唯我独尊」と仰せになった。
朝、対応が昇り天地が光り輝く、そんな当たり前のことに
こそ真理である。

「一無位の真人」(私になかにもうひとつの素敵な私)
地位や名誉などに汚されることのない素晴らしい真の
人間を「一無位の真人」という。これは私たちのなかにある。
私がよいことをすれば喜び、悪いことをすれば反省する
ことができる。そんな宝を人はみな生まれながらにして
もっている。

「無功徳」(命を何らかのお役に立つように勤める)
自らを益するのは「功徳」他を利するのは「利益(りやく)」
禅宗では、功徳を求めることをしないようにしている。

「羞(はじ)を識る」(どこまでもまだ足らないと思う心)
釈迦は逝去にあたり弟子たちに「戒」(心によい習慣を
つけること)を師とするよう言い残した。そして戒を保つ
ように努力しても決してこれでいいと思わず、まだまだ
足らないと「羞(はじ)を識る」ことが大切だと説いた。

「大事は因縁、山よりも重し」(何のために生まれてきた
のか)
大事因縁とはこの世に生まれてきた最も大事な勤めの
こと。それぞれ人にはなすべき勤めがある。」

海外でも禅の評価が高まってきています。日本人として
も禅語などに触れてみることもいいかと感じます。
白隠禅師の特別展が開催されるのも、見直されてきた
流れを強く感じます。
も禅語を読み、時には考えてみることが、還暦を過ぎて
も、ふとした時に悩み考えるときの道しるべにはなりま
すねえ。

白隠禅師が75才の時に上梓した
「延命十句観音経霊験記」
観世音(かんぜーおん)
南無仏(なーむーぶつ)
与仏有縁(よーぶつうーえん)
仏法増縁(ぶっぽうぞうえん)
常楽我浄(じょうらくがーじょう)
朝念観世音(ちょうねんがんぜーおん)
暮念観世音(ぼーねんかんぜーおん)
念念従心起(ねんねんじゅうしんきー)
念念不離心(ねんねんふりーしん)

何だかありがたく、読んでみると音のリズムがいい気も
します。
Img_20161125_084739
(11月末54年ぶりの雪、富士山が美しい・・・・)

Img_20161125_084755

(丹沢山系もまるでスキー場からみる山々のよう・・・・)


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