« テニス復活 | トップページ | ネガティブ思考力 »

対馬丸記念館

沖縄出張の折、隙間時間を利用して那覇市内の戦争の
記憶の一つである「対馬丸記念館」を訪ねました。
対島丸事件とは「対馬丸(つしままる)は、日本郵船の
T型貨物船の一隻で、総トン数6,754トンの貨物船。
日本郵船所有船としては初代にあたる。 太平洋戦争
中の1944年(昭和19年)8月22日、政府命令による
学童疎開輸送中にアメリカ海軍の潜水艦の攻撃を受け
沈没し、犠牲者数1,476名を出した。」(ウィキより)

子供たちは当初遠足気分で出発したものの、窓ひとつ
ない船倉に収容され、夜中に魚雷攻撃で海に投げ出さ
れ漂流したり、そのまま海底に沈んでいた多くの人々
の無念を感じるものです。2004年に設立された記念
館、記念会の発行するパンフから心に響く文章を
引用します。

◇いま「対馬丸」を語ること◇
 私たちは考えました
 いま「対馬丸」を語ること、それは何でしょう?
 戦争のこと?それとも平和?
 本当に語って欲しいこと、それはいまそこにある
 それぞれの「夢」のことです

 暗くつらい戦時でも「夢」は持っていました
 でも、生きていればこその「夢」
 犠牲になった彼らの無くしてしまった「夢」
 彼らが持っていたであろう未来への「夢」
 その「夢の未来」に私たちは生きています
 
 この館に身をおいたら、感じてみてください
 そして、考えてみてください

 この館には犠牲者の数と比較して
 遺品など、「物」があまりありません
 どうしてでしょうか?
 あまりにも長い時間がたったから?
 思い出を残そうとしなかったから?
 沖縄戦では多くが焼かれ破壊しつくされました
 形あるものは失われました
 しかし、人々の「想い」は決してうしなわれません

 人々の「想い」、それは平和への強い「希望」です
 戦争を語るとき、悲しみと憎しみが生まれます
 悲しみの大きさを、「希望」にかえる努力をしないと
 憎しみが報復の連鎖をよびます
 しかし、報道の連鎖で悲しみは癒されるでしょうか?

 いま「対馬丸」を語ること、それは何でしょう?
 
 いまも世界では報復の連鎖が
 子どもたちから新たな夢と希望を奪っています
 この報復の連鎖を断ち切る努力を一人ひとりがする
 こと
 これこそが、対馬丸の子どもたちから指し示された
 私たちへの「課題」ではないでしょうか

       2004年8月22日 財団法人対馬丸記念会

いかがですか?抑制の効いた語り口で、「報復の連鎖」
の虚しさを説いています。「夢と希望」は決して断ち切って
はならない・・・・・

Dsc_1323

(沖縄の盛夏の青空がまぶしい)

Dsc_1321

|

« テニス復活 | トップページ | ネガティブ思考力 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/37225/63958511

この記事へのトラックバック一覧です: 対馬丸記念館:

« テニス復活 | トップページ | ネガティブ思考力 »