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人は、誰もが「多重人格」

田坂広志氏といえば、日本総研の役員や震災後の
内閣参与、ダボス会議等で有名な人物です。
表題の本を出版しました。(光文社)紹介します。

分野を問わず、一流のプロフェッショナルは「多重
人格」であり、「様々な人格」を切り替えながら仕事
をしている。例えば、経営者は社員の前で会社の
将来ビジョンを語るとき「ロマンと情熱」を持った
人格が前面に出ないと、社員の心に火をつける
ことはできない。一方経営会議で経営陣に収益計画
の話をするとkは「数字の鬼」とでもいえるような厳しい
人格が前に出ないと、企業の存続を危うくする。
それゆえ、一流の経営者はだれもが「複数の人格」
を見事に使い分けている。問題はそれを自覚してい
るかいないかの違いである。

「才能」の本質は「人格」である。例えば、数学者的
思考」の奥には、地m津で論理的な思考を好む人格
ある。多重人格のマネジメントは誰でもできる。多重
人格のマネジメントで大切なのは、現在の人格を
変えようとせず、新たな人格を育てることだ。例えば
怒りやすい人格の人は、この人格をそのままにして
生活の様々な場面で、新たに自分の中に寛容な
人格を育てるようにする。

表に出ない「隠れた人格」のレベルにはつぎの3つ
がある。そのレベルによって、それを開花させるに
は次の3つある。
1) 表層人格 状況によって隠れたり、表に出たり
         する。

 ⇒自分が今の仕事にどのような人格で取り組んで
  いるかを自己観察する。自分が仕事以外でどの
  ような人格を表しているか自己観察する。そして
  人格を演じることはは人格を育てること。

2) 深層人格 現在は表に出ていないが、立場や
         状況が変わることによって、表にでる

 ⇒優れたプロフェッショナルを師匠としてその師匠
  から人格を学ぶ。自分の中の隠された人格が
  開花する仕事を選ぶ。一方向いていない仕事の
  場合は自分の中の隠れた人格を開花させるよう
  に考える。

3) 抑圧人格 強く抑圧され、なかなか表に出てこない

 ⇒これは難しい。心理療法に基づくカウンセリング
  やセラピーなどの技法が必要。

多重人格のマネジメントを行うと「豊かな人間性」が
開花する。その理由は以下3つ。

1)相手を理解し、相手の気持ちがわかるようになる
2)相手の状況よ心境に合わせて、的確な人格で
 対処できるよになる
3)自分の中に「静かな観察者」が生まれ、妬みや
 憎悪などのエゴに対処できるようになる。


結構想像よりいい内容でした。「静かな自己の観察者」
が、一定の人格にこだわり続けるのではなく、いったん
悩みを捨ててマネジメント感覚でトライしてみるという
考え方はいただきだと思いました。短気者としての
反省や逆に主張を言えない自分等々の様々な気性
人格としての「同居」は自分の一貫性の矛盾ではなく、
「多重」の自己そのものと考えると楽になりますね。


        

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