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2015年6月の投稿

2015/06/28

人は、誰もが「多重人格」

田坂広志氏といえば、日本総研の役員や震災後の
内閣参与、ダボス会議等で有名な人物です。
表題の本を出版しました。(光文社)紹介します。

分野を問わず、一流のプロフェッショナルは「多重
人格」であり、「様々な人格」を切り替えながら仕事
をしている。例えば、経営者は社員の前で会社の
将来ビジョンを語るとき「ロマンと情熱」を持った
人格が前面に出ないと、社員の心に火をつける
ことはできない。一方経営会議で経営陣に収益計画
の話をするとkは「数字の鬼」とでもいえるような厳しい
人格が前に出ないと、企業の存続を危うくする。
それゆえ、一流の経営者はだれもが「複数の人格」
を見事に使い分けている。問題はそれを自覚してい
るかいないかの違いである。

「才能」の本質は「人格」である。例えば、数学者的
思考」の奥には、地m津で論理的な思考を好む人格
ある。多重人格のマネジメントは誰でもできる。多重
人格のマネジメントで大切なのは、現在の人格を
変えようとせず、新たな人格を育てることだ。例えば
怒りやすい人格の人は、この人格をそのままにして
生活の様々な場面で、新たに自分の中に寛容な
人格を育てるようにする。

表に出ない「隠れた人格」のレベルにはつぎの3つ
がある。そのレベルによって、それを開花させるに
は次の3つある。
1) 表層人格 状況によって隠れたり、表に出たり
         する。

 ⇒自分が今の仕事にどのような人格で取り組んで
  いるかを自己観察する。自分が仕事以外でどの
  ような人格を表しているか自己観察する。そして
  人格を演じることはは人格を育てること。

2) 深層人格 現在は表に出ていないが、立場や
         状況が変わることによって、表にでる

 ⇒優れたプロフェッショナルを師匠としてその師匠
  から人格を学ぶ。自分の中の隠された人格が
  開花する仕事を選ぶ。一方向いていない仕事の
  場合は自分の中の隠れた人格を開花させるよう
  に考える。

3) 抑圧人格 強く抑圧され、なかなか表に出てこない

 ⇒これは難しい。心理療法に基づくカウンセリング
  やセラピーなどの技法が必要。

多重人格のマネジメントを行うと「豊かな人間性」が
開花する。その理由は以下3つ。

1)相手を理解し、相手の気持ちがわかるようになる
2)相手の状況よ心境に合わせて、的確な人格で
 対処できるよになる
3)自分の中に「静かな観察者」が生まれ、妬みや
 憎悪などのエゴに対処できるようになる。


結構想像よりいい内容でした。「静かな自己の観察者」
が、一定の人格にこだわり続けるのではなく、いったん
悩みを捨ててマネジメント感覚でトライしてみるという
考え方はいただきだと思いました。短気者としての
反省や逆に主張を言えない自分等々の様々な気性
人格としての「同居」は自分の一貫性の矛盾ではなく、
「多重」の自己そのものと考えると楽になりますね。


        

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2015/06/21

50歳からの「死に方」(下)

先週に引き続き弘兼憲史さんの同書に関するもの
です。目次を追って私自身の50歳からの変化と現在
の心境を考えてみましょう。

第三章 今、すべきこと

・叶わない夢は持たない
 50歳代残り時間も考えた夢というより目標にすべし
 それは賛成。私は「60歳身の丈」と呼んでいる。
・目標はタイムリミットを設定する
 これは基本だ。氏が松下をやめて3年後には会社に
 いたころより稼ぐと決めた。50歳になって「いつか」で
 は心もとない。
 具体的に何歳にはこんなこと、という目標が大事。
 そして今を大事に。時とともに変化もあり。
・これだけは「他人に負けないもの」を持つ
・自信につながる「拠りどころ」を持つ
・オタクを極めてプロになる
 結局好きなことが極められ、そして自分自身の道に
 なっていくのか・・10年やればプロの領域の近くまで
 はいく
・60歳は新入社員
・ボランティア参加で「肩書き抜きの人間関係」を学ぶ
・過去の「肩書き」を捨てて生きられますか?
 いい意味で「いいヤツ」になることは新しい世界で
 大事。それにはボランティアがいい機会。肩書きで
 生きてきた会社員。仕事をする上では重要。しかし、
 横社会では嫌味。
 正にここが、組織人、会社員、幹部社員の試練。
・人に任せて7割できたら良しとする
 山本五十六元帥の「「やってみせ 言ってきかせて
 させてみて ほめてやらねば 人は動かじ」
・50歳にして「男子、厨房に入る」
 料理はひとつのプロジェクト遂行に通じる
 やってみてその通りと思う。料理は多重の段取り
・小さな旅で「ときめき」を感じる
 正に旅や知らない土地に行くことは気づきと感動と
 を呼ぶ。非日常。
・妻との距離を大切にする
 共通の趣味というよりお互いの趣向を認め合って
 豊かな人生。
 適度な距離がいいと思う。お互いの尊重だ。
・何をやるのも「土日の活用」がカギ
 その通り。結構時間があると思う。

第四章 その先にあるもの
・やがて訪れる老い
 死を考えることは生を考えること。死から逆算する
 年代。萩原朔太郎の言葉「人が老いていくことを
 誰が成長と考えるか。老いは成長でもなく退歩でも
 ない。ただ、変化である」若い時代とどう変化して
 見せるか楽しみ。
 不必要な老いへの嫌悪と恐れを持たぬ自然体が
 重要だと感じた。どう受け入れ心構えしていくか
 確実に訪れることを気に病むことはやめたい。
・「在宅死」を考える
・「死にざま」を見せる
・なぜ日本人は太って死ぬのか
 予め在宅死や終末医療について意思表示をする
 ことの重要性を説く。
 いよいよこういうことを考える年代になったかと
 感じ入る。行動「延命措置はしない」意思表示が
 大事。
・「孤独死」は本当に寂しいか?
・「安らかに死ぬ」とはどういうことか
 死をタブーとしていた現代。終末医療とか安楽死
 といった社会問題も今後さらに直面するだろう。
 死をどう受け入れるかの心構えが生き方の究極
 と感じた。ピンピンコロリが私の究極の生き方の
 終末。しかし、そういくとは限らない。いろいろな
 手だてが必要だろう。
・僕の遺言(弘兼憲史さん)


<全体の私の感想>
「死に方」を考えることは「生き方」を考えることという
言葉がだんだん自分(61歳)の中に入ってくる今日
この頃といった感じがする一冊でした。「50歳から
の生きかた」ブログも11年続けていますが、すこし
ずつ感じ方が変化していることを痛感するきっかけ
となりました。

Dsc_0700

(近所の国道沿いのプランターの百合。今が旬。
 香り立つ存在感の主張が持ち味でしょう)
 
 


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2015/06/14

50歳からの「死に方」(上)

弘兼憲史といえば島耕作シリーズでも印象が深いの
ですが、最近新幹線待ちで品川駅の三省堂の書店
を何気なく見ていると表題の本がありました。アマゾン
で注文もしていますが、リアル書店で何となく選らんで
しまうのも、行き当たりばったりで好きです。(廣済堂
新書)

「残り30年の生き方」という副題で「死に方」から攻める
ところが、ひねっていますねえ。このテーマは私?を
始め多くの人が考察、発表しています。目次を追って
2週にわたって私自身の50歳からの変化と現在の心境
を考えてみましょう。

序章 それは夏の終わり
 正に、夏の盛り、人生の午後とも寂しさを感じさせま
 した。しかし、今61歳白秋、午後3時的な状態で結構
 冷静に感じる今日。
・ある日突然、「まさか」が起こる50歳
 確かに50歳で考えていたまさかとは反対の事態に
 なっている今日。むしろ会社人間化していますが、
 当時とは違った面白さ、違った展開に先をむしろ
 楽しみに。日々変わっていく自分の人生。
・50歳だからこそ身に付いた「いいことがある」
 気力・体力の衰えは大きいですが、確かに知恵の
 面の進歩は大きい。パターン認識力は大進歩して
 いる。決め付けにならぬよう戒めれば、かなりの事
 に対処できるようになってる。残り時間から考えるか
 ら本気度はあがっている。
・50歳は終わりか始まりか
 どちらでもなく、これからの変化に備えつつ、今を
 全力で過ごす。悲観ではなく、超楽観でもないが、
 今後に期待をじっくりもつ。まだ時間を持っている
 と信じるが、いつ終っても文句言わない覚悟。

第一章 直面する現実と覚悟
・弘兼憲史、冷凍人間になる
 これは亡くなる方が増え、すぐに葬式もだせなく
 なる傾向のたとえ。
・第二の人生は「引き算」で始める
 自分があと何年生きられるのか?それを確かめた
 上で「夢」を考え、手の届かないものではなく、現実
 を踏まえる主旨。同感だが、なかなか認めたくない。
 しかし、後21年(平均)と言われれば、それを踏まえ
 じっくり確実に体力のスローダウンしながらも進み
 続けるということか・・・
・生きていくのに「いくら」必要なのか?
・「生活保護」に頼らない準備をしておく
・50歳からの覚悟①-他人と自分を比べない
 非常に重要なポイント。これができれば幸せになれ
 る。じっくり他人の生き方は注目するが、距離を
 置き、結局自分はどうなんだ?と開き直る。
・他人と比べず「自分に勝つ」ことに集中する。
 前項と同様大賛成。
・50歳からの覚悟②ーわが子の教育問題から逃げな
 い   ゾーンは終わったが、少しずつ子との関係は
 変化し続けると心得る。
・50歳からの覚悟③-親の介護
・50歳からの覚悟④-「失う」覚悟を持て
 身近な人、思わぬ別離、肩書きーこれはわかってい
 ても怖いもの。常に自戒。

第二章 これから、どう生きるか
・ローリスク・ローリターンという「生き方」
・食費「月1万円」の節約ゲームをしてみませんか
 定年後を想定して、身の回りのリスクを減らしていく
 私もローン、保険、健康リスク、事故リスクに関して
 50歳代減らしてきたつもり。体力の減速モードを
 意識し、無理をしないこともベース(基盤)として大事。
 定年後に備えて継続。
・「友だち」を減らしなさい
 誰と長く付き合えるかは常に考える必要がある。
 友達を選んでいき、広げるものはまめに。
・人生は片道切符、だから賭ける価値がある
 ここでの主旨は往復切符はない、行ったきりの片道
 切符。転身はしてみる価値があるというところか。
 60歳の私はちょっと心境は異なる。退職後今の延長線
 で 役に立つことを探す。自分の好きなことを優先する。
・50歳で持つべきものは夢ではなく「目標」
・宇宙飛行士にはなれなくても、漫画家にはなれる
 上記2つは時間軸で長く掛るものは現実的にとらえる
 といったところか。
・「起業」という選択肢は誰でも可能か?
 あなたは必死になってやれますか?何にでも大切。
・50代だからこそ選ぶ「オタク」という生き方
 好きなことをやりトコトンやっていき、徹底できれば、
 同好の士を得て、楽しい人生になるでしょう。本当に。
・企業のトップを目指すなら、本物の「ジジ殺し」になれ。
 弘兼憲史さんならではの名言。新浪さんのことを
 例に挙げています。確かにそういうタイプの人は
 存在しています。面白い指摘ですね。やはり人間の
 魅力でしょう。

松下に入社して漫画家になり、取材で多くの人物像に
肉薄してきた弘兼憲史さんの凄みが魅力です。
私の「50歳からの生きかた」もこういった棚卸が定期的
に必要だと思いました。後半続きます・・・

 
Img_20150626_125327


(紫陽花は梅雨時の女王)

 

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2015/06/07

サクセスフォーラム2015

Dsc_0670


5月の最終週末に三浦半島の三浦海岸にあるマホロバ
マインズというリゾートマンションを改造した宿泊施設
にサクセスクラブの仲間が開催している年一回の合宿
です。大阪にいる私はこれだけは参加するようにして
います。

当日は見事に快晴で、向かいにある房総半島まで遠望
できる素晴らしい環境でした。テーマは「夢リスト実践に
伴う人生ビジョンとアクションプラン」というものでいつも
通り田口誠弘さんの監修で高山孝弘代表幹事と三浦
由季子さんが中心で進めてくれました。16人参加で、
ディスカッションしたり、緩く会話を進めながら、各自が
模造紙にまとめます。

終わると温泉(かなり海辺だけに塩分の強い泉質)に
浸かりリラックス。宴会もビジネスモードと異なり、話題
もいろいろ。整体に通じている人もいてワンポイントも
あって、大いに盛り上がりました。

翌日は午前中に発表と、まとめがあります。私の発表
は以下の通り。
Dsc_0687

渡辺俊一の世界 "Pride & Brand"
61歳の「今、正に転機」
健康を土台に
・世間に関わり役に立つ
・自分の好きなこと
・感謝・絆(ファミリー、友人、ビジネス仲間・・・)

で今の心境を表現しています。まさに「生き方」のテーマ
そのものになっています。

全体の発表の共通項は目標や夢、持ちものの「絞り込み」
と「楽しむ」ことをためらわず向かっていくことでした。

ちょっといつもと違う 空間、時間、仲間、頭の中の
非日常空間を味わえたかも・・・・・

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