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2015年1月の投稿

2015/01/30

「現場論」

「現場が大切」「現場力」といった表現で現場重視
の姿勢は日本の企業の強さの根源と考えられて
います。私もそういった現場重視の会社に勤めて
います。しかし、本当に「現場力」とは何か?発揮
されているか?というと驚くほど成功している会社
は少ないのかもしれません。トヨタやデンソー、無印
良品等の強い事例を紹介しつつ核心に迫る本を
辿りつつ考えてみたいと思います。

 遠藤功 早稲田大学ビジネススクール教授は
三菱電機の現場からスタートし、2004年には「現場
力を鍛える」を出版し「見える化」という言葉でもおな
じみです。昨年11月に発売20日でまたたく間に3万
部を超えた「現場論」を下敷きに考えたいと思います。

<<<「平凡な現場」から「非凡な現場」へ>>>

・「現場とは」
 現場とは「これまで」と「これから」との間で進行し
 続ける「今」のこと。
 現在進行形の社会的状況。現場は決められていな
 がら、決められていない。
 既に作られていながら、これから作られていく。
 動かしようのない現実に拘束されながらも、常に
 変化へと開かれている。

・「現場に潜む5つの性格」
 ①現在進行性 ②予測不可能性 ③即興性 
 ④具体性 ⑤複雑性
 
・「現場の3つの顔」
 ①顧客に対して価値を創造する「価値創造主体」
 ②日々の業務を確実にこなす「業務遂行主体」
 ③業務を通じて人を育てる「人材育成主体」

・価値創造主体である現場に内包されている組織
 能力を「現場力」と呼ぶ。現場力は 企業の競争力
 に直結し、以下3つの異なる能力からなる。
 ①「保つ能力」:決められた業務を確実にこなし、
   決められた価値を安定的に生み出し、現状を
   保つ能力
 ②「よりよくする能力」:業務を日々改善する能力。
   この改善能力こそ、現場力の中核となる組織
   能力そのもの。
 ③「新しいものを生み出す能力」:イノベーションの
   原石に気づき、それを起点に全く新しいものを
   生み出す能力

・「非凡な現場」には、価値創造主体、業務遂行主体、
 人材育成主体という現場の3つの顔に加え、「知識
 創造主体」という顔が存在する。これが「平凡な
 現場」との決定的な違いである。

・現場を「知の塊」(知の集積)にすることが、「非凡な
 現場」になるための鍵である。知識創造は現場から
 離れた本社ではなく、現場での対話、相互作用を
 通して行われる。「非凡な現場」は、日々の実践
 を通じてナレッジワーカー(知識労働者)を生み
 出し、現場の能力を進化させている。

・現場力を高めるために経営者がすべきことは以下
 の2つ。
 ①経営者と現場が夢を共有し、現場を「未来に
   向かわせる」
 ②現場を鼓舞し、現場の「持てる力を解放させる」

より今日、今日より明日がよくなっているか?」これに
愚直にこだわれる現場であることが重要だと思います。
「凡事徹底」の風土が「非凡な現場」「エクセレントな
会社」の必要要件のひとつです。

こういう組織風土はお座なり、お決まりの○○運動
で現場任せでは形骸化し、どこかの鉄道会社や食品
関係の現場のように「保つこともできない職場」になる
危険を孕んでいます。トップが本気になり、現場の熱
が出てるまでコミットし、ミドルが動かされ、現場が本気
になる、成果を「見える化」するといった現象につなが
っていっているのがトヨタ、デンソー、無印等例示され
ている企業です。「非凡になる」ことに偏執し、課題に
苦しみ、目標に愕然とし、アイディアにときめき、時に
楽しみ、成果に感動しといった「組織風土」を目指した
事例がとても魅力的に感じました。

※「現場論」遠藤功著 東洋経済新報社 (帯文より)
 「現場の能力格差は極めて大きい。卓越した現場力に
 まで磨き込み、競争力の柱となる ような「非凡な
 現場」の数は多くはない。大半の現場は、可もなく不可
 もなくという レベルの「平凡な現場」だ。なかには、
 企業を破綻に追込みかねない「平凡以下の 現場」
 さえある。私の問題意識はここにある。なぜこれほど
 までに現場の能力格差は大きいのか。どうすれば
 「平凡な現場」を「非凡な現場」へと転換することができ
 るのか。それこそが本書の主題である。」

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(伊吹山 冬場は樹木の少ない南斜面にも雪が降り
 つもり、美しい)

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2015/01/18

街道をゆくⅡ

昨年7月に司馬遼太郎氏の「街道をゆく」のNHKシリー
ズのDVDを購入したと報告しました。その後のことを
お話します。DVDは一通り休日に見ました。次は膨大な
シリーズ(43巻)の朝日文庫を買い始めました。現在は
3巻「陸奥のみち、肥後のみち」です。面白いのは、DVD
との見比べをしてみると、より理解しやすいことです。

例えば2巻の「韓のくに紀行」で出てきた新羅の国
や唐と組んで百済を滅ぼしたくだりとか、教科書に出
てくる白村江の戦いとか、NHKの取材班が現地に向
かい地元の取材を約20年後にトレースしています。
当時の司馬と接点のあった人を訪ねたりもしています。
同行、現地ガイドのミス・チァとのやりとり、感覚の
違いを面白く取り上げています。

読んでまたDVDを見直すと内容が深まります。こんな
読書←→DVDを繰返しも好きならではといったところ
ですね~

まあ、勝手に頑張ります!はい・・・

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(16日東京から大阪への帰路、富士山がきれいに
 見える 冬らしい景色)

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2015/01/11

商売繁盛祈願

大阪へ赴任してから新年には伏見稲荷へ商売繁盛
の祈願に行っています。伏見稲荷は、ご存知お稲荷
さん3万の親分です。ウィキによる解説は以下です。

「伏見稲荷大社(ふしみいなりたいしゃ)は京都市伏
見区にある神社。旧称は稲荷神社。式内社(名神
大社)、二十二社(上七社)の一社。旧社格は官幣
大社で、現在は神社本庁に属さない単立神社。
稲荷山の麓に本殿があり、稲荷山全体を神域とする。

全国に約3万社あるといわれる[1]稲荷神社の総本社
である。初詣では近畿地方の社寺で最多の参拝者を
集める(日本国内第4位〔2010年〕)」

今年は大雪の京都の風情です。
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稲荷山の1万基といわれる鳥居をくぐり、階段を上がっ
ていくと、233mの頂上近くの一の峰の末広社があり
ここで参拝しています。2011年の業績どん底時の後、
ご利益もあり回復できていて縁起をかついでいます。
もちろん神頼みでは駄目ですが、努力を重ねて行く
上での心をひとつにした祈願は大事なことだと思いま
す。

伏見稲荷は最近外国人にも人気で、いかにも東洋的
な魔よけの朱色の鳥居、いつでも無料で入れる境内
もあり人気スポットナンバー1だそうです。

私はここはパワースポットだと確信しています。家内
安全では、相模の国の日向薬師にしていますが、双方
ともにポジティブな霊気を感じます。

会社のメンバと一緒に新年を始めるにあたって、商売
繁盛で業績を上げ、売り手よし、買い手よし、世間よし
の「三方よし」で行きたいものです。

もうひとつ。稲荷山途中の眼力社にある「夢」という
張り紙に目が釘付けになりました。ご紹介します。

「夢」
夢あるものは   希望がある
希望あるものは 目標がある
目標あるものは 計画がある
計画あるものは 行動がある
行動あるものは 実績がある
実績あるものは 反省がある
反省あるものは 進歩がある
進歩あるものは 夢がある

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(お龍さんが出てきてくる寺田屋近くの堀)

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2015/01/01

新年始まる

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

今回は曜日の関係もあり、9連休とちょっとした
休養になるので、いろいろな用途に時間を使い
ました。次男が大阪に来たので、アウトレット
や心斎橋へそばしゃぶを食べに行ったりして
始まり、テニスの昨年の仕納め、大学時代の
友人と還暦祝いをし、課題図書は開通50周年
の新幹線の生みの親の一人、十河信二の一生
を描いた「不屈の春雷」(牧久著 ウェッジ刊)
を読み、元旦はファミリ集合、2日は日向薬師
へ参拝予定、4日は伏見稲荷および伏見五福
巡りとこなしながら、2回のマッサージ、間に
今年の計を内省していくといった内容です。

還暦を迎え、今年4月には61歳となります。
今の会社のビジネスはいよいよ総決算です。
ここ5年の真価を問われ何が残せるか?
真剣勝負で日々を過ごしていきます。その後
のありようはグループの必要次第です。何がし
かの役に立つのであれば、貢献したいしエンド
であれば、次の私のプランに移すというのが
正直今の心境です。ある種の清清しさに包まれ
ています。

土台の健康はここ10年で積み上げてきた習慣
を継続強化していきますが、ここまで来ると一寸
先は闇ということで、備えは常に万全であるが
だからといって何が起こるかは全くわからない
前提で毎日を過ごしたいものです。

元旦の今日は初日の出はあいにく雲に覆われ
見られませんでしたが、近所の影向寺から脇寺
の能満寺、西福寺、養福寺と寺周りをして、厳し
そうな今年へ向け、活を入れてもらうべく祈願を
してきました。ビジネスには厳しく、優しく、した
たかにファミリ、友人を大切に今年も生きていく
ということでしょう。

(今年の初日の出 東に雲があり例年よりは
 複雑)
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