« 2014年10月 | トップページ | 2014年12月 »

2014年11月の投稿

2014/11/27

中宮寺国宝菩薩半跏像

ご無沙汰しています。
まずは主人公をご覧ください。
http://www.chuguji.jp/

雑誌ウェッジ11号で「あの美仏(みほとけ)に会いに
行く」という特集があります。中宮寺の半跏思惟像
薬師寺薬師三尊像と興福寺阿修羅像の3つが紹介
されています。いずれも関西在住の強みを活かし
観たことがあります。今回は中宮寺半跏思惟像です。

「東洋美術における「考える像」で有名な、思惟半跏
のこの像は、飛鳥時代の彫刻の最高傑作であると
同時に、わが国美術史上、あるいは東洋上代芸術を
語る場合にも欠かすことの出来ない地位を占める
作品であります。また国際美術史学者間では、この像
の顔の優しさを評して、数少い「古典的微笑(アルカイ
ックスマイル)」の典型として高く評価され、エジプトの
スフィンクス、レオナルド・ダ・ヴィンチ作のモナリザと
並んで「世界の三つの微笑像」とも呼ばれております」

法隆寺の近くのこじんまりとした尼寺です。足を組み
頬づえをつき、背筋が伸びた姿と何とも指の美しい
自然な開き具合に引き込まれます。弥勒菩薩は
五十六億七千万年後に悟りを開き、如来になって
地上に降りてきて人々を救済する仏だそうです。

どろどろの娑婆の現実から離れ、浄化するために
はもってこいの異次元空間です。畳に座って眺めて
いると時を忘れるものです。
「内向的な意思の確かさと凛とした思惟、瞑想の中
で現れる柔らかな微笑み、それらが一体となって
傑出した瞑想の表現です」良く言い表していますね。

日本の仏教美術も本当にレベルが高く、日本人で
よかったと思う瞬間でもあります。最近日本の良さ
例えば文化遺産の和食や和紙等日本のものが
見直されていることに嬉しさを覚えます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014/11/02

興福寺阿修羅像

まずはご覧ください。
http://asura.kokaratu.com/home.html

雑誌ウェッジ11号で「あの美仏(みほとけ)に会いに
行く」という特集があります。中宮寺の半跏思惟像
薬師寺薬師三尊像と興福寺阿修羅像の3つが紹介
されています。いずれも関西在住の強みを活かし
観たことがあります。

記事から「阿修羅は闘争を好むというが、この少年
には闘争心が微塵もなく、やるせない憂い顔をして
いる。敬虔さと自分の心の内側を覗きこむような
恥じらいをも宿している気がする。「基本に流れて
いることは懺悔なんです」心の持ち方で阿修羅は
こちらの想いに同調してくれる仏像なのだ。「正面
が一番内面性が複雑だ。心配事を抱えながら見る
と眉を寄せて憂い顔になって涙袋が見えてくるんで
す。と館長。」

確かにじ~と見つめていて、いつまでも飽きない
魅力があり、「阿修羅ファンクラブ」などというもの
も存在しているぐらいなんです。
http://www.kohfukuji.com/fanclub/

「阿修羅のまなざしは、まことにデリケートである。
堀辰雄の言葉(大和路)にあるように「切ない眼ざ
し」だが、昏迷しているようにも思えるし、苦渋の
色も滲んでみえる。迷い苦悩する人間そのもの
だ。戦いを繰返した己の業をひたむきに懺悔して
いるのだろうか。「何を考えているの?」と、手を
差しのべてあげたいような気持に駆られる。」

何とも言えない共感する文章が続きます。還暦
に至っても、迷いの消えないわが身にとっても
また会いに行きたい魅力があります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2014年10月 | トップページ | 2014年12月 »