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経営者が陥る5つの罠

日経ビジネス誌には興味深いシリーズがあります。
「失敗は成功の母。だが、経営では反省材料にせず
同じことを繰返してしまう。「敗軍の将、兵を語る」の
過去記事から分類すると、原因を5つに大別できる。
なぜ失敗を繰り返すのか。これまでの典型的な事例
を見ながら検証する。」からポイントを紹介します。
私はこのシリーズが好きでいつも読んでいます。
個人の戒めにもあります。

①暴走
大王製紙の事件は井川親子。高雄氏は倒産の
危機にあった大王製紙を立て直し、息子の意高氏
は「エリエール」を育てた功労者。「井川親子に絶対
的に服従する企業風土が背景にある」と特別調査
委員会は結論付けた。106億円をカジノで散在させ
たあと、高雄氏と告発した社長が争いを続けている。
そごうの水島廣雄氏も同様94年に社長の座を譲っ
た後も周囲は水島氏を崇めて無謀な拡大路線を
続けた。実績のある人物の言うことに盲従しがちな
例は枚挙いとまない。

②執着
エルピーダメモリ。2012年に会社更生法適用。
同社を買収したマイクロン・テクノロジーは世界
第二位の会社になっている。ひとつの事に執着
し過ぎると変化に対応できず、結果として判断を
誤る。一つ目、DRAM専業メーカーとしてこだわり
過ぎパソコン需要の減少と共に苦境に。二つめ、
メーンバンクを持とうとせず、取引ごとに銀行を
変えていたため、いざというときに支えてもらえる
銀行が現れなかった。3つめは坂本幸雄氏が営業
や資金調達主要な業務を坂本氏ひとりで担おうと
したこと。

③隠蔽
オリンパスの3人の社長が15年間にわたって損失
を「飛ばし」で隠蔽し続けた。JR北海道のレール
異常の隠蔽。前者は社員が経営陣の不正を告発
する内部通報制度が機能せず、後者は経営陣が
現場のチェックできる機能が働いていなかった。
隠蔽は必ず辻褄が合わなくなる。

④忘却
物忘れの早い企業は事件・事故の再発防止を
誓っても、時の経過とともに記憶が薄れ、同じ過ち
を繰返す。4年前浦和レッズのサポータが外国人へ
の差別発言で制裁を受けた。今年3月「JAPANESE
ONLY」という横断幕で史上初の無観客試合という
ことになった。一般に事故や事件を起こした企業は
その記憶が風化しないよう事故の現場を展示したり
記念碑を建てたりする。しかし浦和レッズは経営陣
が記憶を呼び起こしたくないとの移行があり、消極
的な姿勢が目に付いた。

⑤慢心
カネボウ化粧品の白斑問題。クレームに対し「商品
に原因があるわけでなく、消費者それぞれの体質
の問題だろう」と考え、被害を拡大させた。アグリ
フーズの冷凍食品に農薬を混入させた事件も
異臭がするというクレームに対し、対応が遅れた
点も同様。親会社の当事者意識の欠如していた点
で共通している。

会社の事業を継続させることは経営者の最大の
使命であるが、これら5つの罠の例はいとまがあり
ません。「人間の業」としてのこれらの落とし穴は
かなり根が深いものがあります。ベストセラーの
「失敗の本質」などもマネジメントの組織として人間
としての弱さの本質を突いています。

個人としてもこれらの弱さを分かろうとすることが
大事かもしれません。これからも失敗、敗北から
学ぶことは多いでしょう。

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(もう半月で立冬 赤富士もまた来年までお預けと
 なっていく。こんなゴルフ場でプレーできることは
 幸せだ。太平洋クラブ御殿場コース)

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