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フリードリッヒ二世の生涯

塩野七生さんは私が最も好きな作家のひとりです。
最新作が昨年12月20日に表題の題名で新潮社より
出版されたので、予約購入しました。早速、お正月
休み中に上巻を読んでしまい、今下巻を読んでいま
す。始めての書き下ろし長編「チョーザレ・ボルジア
あるいは優雅なる冷酷」により1970年毎日出版
文学賞を受賞しました。その年からイタリアに住んで
います。

・「ローマ人の物語」十五巻
・キリスト経世界とイスラム世界、その闘いの歴史
 「ローマ亡き後の地中海世界 上・下」
・十字軍物語
・海の都の物語 ヴェネティア共和国の一千年 上・下
・わが友マキュアベリ フィレンツェ存亡

上記のものを読みました。数多い著作の最近のもの
にはまっています。主にヨーロッパの歴史、戦いを
中心に大量に著作しています。紀元前800年くらい
から今日まで、特にローマ時代、キリスト経時代、
ルネサンス・大航海時代とヨーロッパが世界を支配
していく原形を見出していると感じています。

基本は戦いであって、そこに国、組織や人間、リーダ
が担ってきている訳で、イデオロギーでも日本の基準
で善悪議論でもなく人々が生きていくとどんなことが
起こり、どのように対処してきたかを描いている気が
します。かつ、著者は今回のフリードリッヒ二世もユリ
ウス・カエサルもリードする男どもに惚れこんでいるま
す。しかし、客観性にはすごく配慮し、徹底した取材
を元にしています。

そんなところが魅力で読み進みます。最初ノリが出
てくるまでは、ちょっと苦しいのですが、調子が出て
くるとバリバリのめりこんでしまいます。

話を本に戻しますと、フリードリッヒ二世は以下の
ような人物です。
「フリードリヒ2世(Friedrich II., 1194年12月26
日 - 1250年12月13日)は、神聖ローマ帝国ホーエ
ンシュタウフェン朝の皇帝(在位:1220年 - 1250年
12月13日)、及びシチリア王(フェデリーコ1世、在位
:1197年 - 1250年)。イタリア史関係では、イタリア
名のフェデリーコ2世(Federico II)で呼ばれることが
多い。

学問と芸術を好み、時代に先駆けた近代的君主とし
ての振る舞いから、スイスの歴史家ヤーコプ・ブルク
ハルトはフリードリヒ2世を「王座上の最初の近代人」
と評した。中世で最も進歩的な君主と評価され、同
時代に書かれた年代記では「世界の驚異」と称賛さ
れた人物です。」(ウィキペディア)

過去古代ローマ時代とルネサンスを扱ってきたので、
その中間の一千年を埋める意図で書かれています。
中世ものの真打ちとして書かれた本書は、キリスト
教世界の内部の対立であり、聖権と俗権をめぐって
の対決です。中世がどういう時代であるかの想像を
掻き立て、古代と中世がどう違って、なぜ中世の後
にルネッサンスが起きてきたかわかると塩野さんは
言っています。そのヨーロッパが全世界に植民地を
を持ち支配してきた20世紀につながっていること
を思うと何故そうなったかを想像していけます。この
辺が私の大きなテーマともなっています。

Img_20131207_0753571

(沖縄の喜瀬カントリー 写真からも伝わるリゾートの
 雰囲気漂う素晴らしいところですね。

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