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2013年9月の投稿

2013/09/29

「マーケターの罪と罰」

ウィリアム・A・コーエン著の同書からポイント
を紹介します。久しぶりの本関連のブログに
なりますね。著者は米空軍の退役少将で
ピータ・F・ドラッカー博士の教え子でもありま
す。(日経BP社刊)

(1)企業の目的は利益を上げることではない
 私には目から鱗のフレーズでした。だいぶ以前
 にこの言葉で救われたものです。利益は何
 のためか?利益と採算性は企業にとって
 絶対必要条件であることは間違いないもの
 です。しかし、利益の最大化だけでは、企業
 は継続できないと考えます。「利益は酸素と
 同じである」いい言葉ですね。

 では何か?博士は「顧客創造こそ、企業の
 唯一の存続理由」といいます。「顧客は企業の
 基盤であり、顧客が企業を存続させてくれて
 いる。顧客のみが雇用を生み出してくれる。
 顧客の欲求と要求を満たすために、社会は
 企業に富を創造する資源を委ねている」

(2)将来を予想する最善の方法

 ドラッカー博士は将来を知る方法を見つける
 ために2つの仮説を立てた。
 ・未来は知り得ない
 ・未来は現在存続するものとも我々が予想する
  ものとも異なるものになる

 この仮説をもとに将来起きる未知の出来ごと
 に基づいて今決断を下しても失敗するとした。
 しかし、すでに起きた出来事がもたらす将来
 の「効果」は予想できるとし、将来を予想する
 最善の方法は、将来を想像することだとしまし
 た。

 したがって、市場調査なるものを行う時に考慮
 することは何か?
 ・発売前の製品の市場調査は不可能
 ・専門家の意見の価値は限られている
 ・「現実のテスト」(テストマーケティング)を重視
  せよ

私自身も企業の最大価値を作っていく立場にあり、
本書の内容は大変参考になります。過去のデータ
を分析して未来を予想することの虚しさは何度も
経験しましたし、市場調査を外部に委託しても
費用だけで終わることも何度も味わいました。

顧客の声に耳を傾け、具体的な製品・サービスを
イメージしてテストマーケティングしながら前に進ん
でいくことが大事ですね。

ピータ・ドラッカー博士はこうも言っています。

<大失敗を避ける方法>
 過去に成功をもたらしてくれたことを繰返すといず
 れは失敗すると考えた。過去企業のみならず、
 戦争、政治もしかり。環境が変わったり、決定的に
 異なる状況が生まれると、過去の成功を導いた
 法則が無効になるからだ。ではどうしたらいいか
 以下の点で吟味してみたい。

 ・自社の業界だけでなく、世界で何が起きている
  かを知る。新製品だけでなく自社の事業にほん
  のわずかでも影響を及ぼしそうなことは何でも
  理解しておく。
 ・すでに起きた最新の事象に基づき、どんなことが
  起きそうか自問する。
 ・自分で「もしこうなったら、どうなるか」という未来
  予想ゲームをする。
 ・トレンドと最新動向に注目する。

 有益な役割を果たす期限を越えて過去の成功に
 乗じようとしないことでマーケティングの大失敗を
 避けられる。

難しい時代だからこそ、過去をよく振り返りながらも
その成功要因を賞味期限を強く意識しながら、生き
残りを目指して、顧客に神経を研ぎ澄ませていきた
いものです。大変参考に、また戒めになる著作でし
た。

 

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2013/09/23

彼岸花

今日秋分の日にぶらぶら歩いていると、駅近の
ビルの谷間にポツンと田んぼがあり、その畔に
彼岸花が咲いていました。

20130923122221

金網越しでしたが、今日の秋分の日を思い出さ
せるには十分でした。季節の移り変わりを感じ
る二十四節季でもあり、昼と夜の時間が入れ替わ
る節目でもあり、ご先祖様を敬い、偲ぶ日でも
あります。

忙しくどんどん時間が過ぎゆく現代において、意識
して季節の移り変わりを感じないと、ひたすら流され
てしまう恐ろしさを覚えます。

彼岸花は鱗茎にアルカロイドという毒を持ちます。
小さい時分はお墓のそばにもあることから、不気味
な印象を持っていました。稲作と同時に畔や墓を荒
らす動物から守るために意識的に持ちこまれたとい
う説もあり、中国から帰化したもののようです。鮮や
かな赤色の花は優美とはいきませんが、コントラスト
がはっきりして季節の変わり目を意識させるには
充分ですねえ。

先週の台風からお天気が続き、朝晩の涼しさと昼
の暑さが入り混じり、空気は澄み、「暑さ寒さも
彼岸まで」の諺通りの状況ですね。

先日の中秋の名月とともにすっかり長くなった夜を
立ち止まってみるのもよいものです。

20130919203732

(出張の折、新横浜のホームで撮った満月ですが、
光る空飛ぶ円盤みたいになってしまいました・・)

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2013/09/16

日曜劇場「半沢直樹」

最近の大変な話題になっているTBS系列のテレビ
ドラマ「半沢直樹」は、どこに行っても話題を独占
していますね。観てしまうとどんどん引き込まれて
いってしまいます。

主人公の半沢は実家のネジ製作の中小企業の
経営者である父親が銀行からの突然の融資打ち
切りにより自殺を図り、同じ銀行に入り、当時融資
の担当者であった現在の大和田常務の不正を
企業再建を通じて追い詰めていくストーリーになって
います。ちょっと復讐劇にもみえますが、とにかく
企業人にとってスッキリ感があるのは理屈抜き
です。

大組織特に厳格なヒエラルキーの大銀行の特色、
合併行にありがちな出身行による権力闘争、バブル
時代最後の入行者の同期の絆、減点主義による
責任のなすりあい、失敗者への若年の出向の残酷
な処遇、妻たちにも及ぶ派閥の現状等々の大企業
の典型的な症状を見事に描き出していて、企業に
務める者たちに限りなく共感を呼び起こします。

私たちはそういったドロドロの企業の中に、派閥を
超えた良心、半沢の融資先へのコミットとその働き方
ギリギリまで諦めない姿勢に刺激を受けます。やはり
「内向きで顧客を省みない姿勢が企業を駄目にする」
というのは共通ですね。

帰宅時の妻と明るいやりとり、上戸彩のキャラクター。
金融庁検査官で歌舞伎役者の片岡愛之助のオネエ
キャラ。大和田常務役の香川照之の演技、壇蜜の
登場等々興味深いものが共演しています。

全体の芝居がかった演技と展開リズムの速さが観る
ものを捉えるのだと感じます。単なる復讐劇へのスリル
ではなく、企業人として大いなる刺激と受け取りたい
ものです。

22日(日)が最終回です。楽しみましょう!
「倍返し→10倍返し→100倍返し」だそうですよ。

http://search.jword.jp/cns.dll?type=lk&fm=127&agent=11&partner=nifty&name=%C8%BE%C2%F4%C4%BE%BC%F9&lang=euc&prop=500&bypass=2&dispconfig=&tblattr=1

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2013/09/08

祝!2020年東京オリンピック決定

今朝5時過ぎに2020年オリンピック・パラ
リンピックの東京開催が決まりました。この
ことはとても意義深いものだと思います。

日本が元気になるだけでなく、今まで何か
につけそのポジションが低下していただけに
東京都だけでなく、日本全体で取り組んだ
印象があります。経済、政治、文化と日本
の素晴らしさをもっと発信するよい機会です。

私は2020年というと66歳となります。おそらく
会社関連は退職し、新しい世界で生きている
ことでしょう。それまでの7年間はとても大切
な期間だと感じています。ついでですが、
先日更新したパスポートは2023年8月期限
でした。その時は69歳です。

現在59歳の私としては60歳台をどう迎えて
どう過ごしていくかが気になってきました。

一番大事なことは、元気に生きていることで
しょう。絶対ということはありませんが、最善
の手を打つことを日頃から心がけているつもり
です。身体の持つ免疫力や自然治癒力を
大事にして、できるだけ薬に頼らない生活を
したいと考えています。

次は必要最低限のお金も必要でしょう。これ
からやりたいことはやりますが、できるだけ
「モノを持たない、モノにこだわらない」ように
したいと考えています。そんなこと言ったって
・・・あまりモノに執着しないほうが楽に生きら
れ・・・ぐらいにしておきましょう。

そんなこんなで、「50才からの生きかた」も
還暦に近くなってきたので、合わせて、60歳
以降のネタも仕込んでいきたいと思います。

どんな還暦以降、60歳台をどう生きていくのか
を考えることが楽しいですね~

20130907055309

 (ホテルで目覚め、早朝の熊本城を部屋から
  撮影、佇む姿が美しい)


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2013/09/01

日美展再び

色鉛筆絵画の話は何回か登場させました。
ことしはもう終了しましたが、8月8日から17日の
間国立新美術館で開催されました。正確にいう
と「日美展第14回日美絵画展」といいます。
油絵、デッサン、水彩画、日本画、パステル画
ちぎり絵、色鉛筆絵画、絵手紙部門があります。

主催は公益財団法人国際文化カレッジ、特別協賛
生涯学習のユーキャンです。昨年に引き続き入選
することができました。
題名「冬凪の金門橋」

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作品は昨年11月に海外出張時の休日にサンフラン
シスコ観光際、のゴールデンゲートブリッジの景色に
感動し描くことにしました。実際の写真は以下です。

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晩秋から初冬の快晴のサンフランシスコ湾で1930年代
に建造され、今も終始さび止めの補修が続けられてい
るそうです。珍しい快晴に感動を伝えるべく、色鉛筆を
走らせました。素人の絵は感動を伝えたいという素直な
感情が大切だと思います。

毎年4月の締め切りになるので、年末から何にしようか
と考え始めて、2月から着手して2カ月ぐらいで書き上げ
ます。少しずつ週末に時間を使うのも楽しみと考えてい
ました。書き上げた時の達成感が何ともいえませんで
すね。今後も続けて行こうと思います。展示後は自宅に
額入りで掛ける楽しみもあります。

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