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ビジョナリーカンパニー①

ビジョナリーカンパニーの4巻を読み終わりました。
③衰退の5段階→④自分の意思で偉大になる→
②飛躍の法則→①時代を超える生存の法則
(ジェームズ・C・コリンズ他日経BP社)という
順番になり初刊が最後になりました。1995年
の発行ながら、中身は少しも陳腐化していません。
もちろん取り上げているビジョナリーカンパニー
はソニーをはじめとして現在変化してしまっている
会社も多くはありますが、その時点までのもの
として読む分には何の問題もありません。

著者がエッセンスとして挙げている4つのポイント
を中心に紹介していきます。

1 時を告げる預言者になるな。時計を作る設計
  者になれ。
 
  膨大な会社群から選定されて長く同業他社
  よりも高いパフォーマンスを出し続けるビジョ
  ナリーカンパニーは、決して卓越したアイディア
  や緻密な戦力を駆使したカリスマ指導者に
  率いられ率いられた会社ではない。むしろ
  試行錯誤を繰り返しながらも、成功した事業を
  粘り強く、規律を持って、人財、後継者の育成
  を継続する「仕掛け」を作った経営者にある。

2 「ANDの才能」を重視しよう。

  「ORの抑圧」とは、「変化か安定かのどちらか
  だ」、「慎重か大胆のどちらかだ」、「低コストか
  高品質のどちらかだ」、「未来に投資するか、
  目先の利益を追求するかのどちらかだ」、
  「創造的な自主性か徹底した管理かのどちら
  かだ」、「株主の富を増やすか社会の役に立つ
  かのどちらかだ」、「価値観を大切にする理想
  主義か利益を追求する現実主義かのどちらか
  だ」

  ではなく、様々な側面の両極にあるものを同時
  に追求する能力である。それが「ANDの才能」

3 基本理念を維持し、進歩を促す。

  基本理念を文化、戦略、戦術、計画、方針など
  の基本理念ではない慣行と混同しないことが
  重要。時間の経過とともにあらゆる条件が変わ
  る。しかしそのような中でも変えてはならないも
  のだけが「基本理念」である。
  HP:「従業員個人を尊重し、配慮する」
  ウォルマート:「顧客の期待以上のことをする」
  ボーイング:「航空技術の最先端に位置し、パイ
          オニアになる」
  企業が意図をもつことは良いことだが、具体的
  な行動に移せるアメとムチを組み合わせた仕掛
  けがつくれるかがポイント。
  社運を掛けた大胆な目標を持つこと。例えば
  IBMのシステム360、ボーイングの707,747等
  カルトのような文化、決して満足しない体質等

4 一貫性を追求しよう。

  ビジョナリーカンパニーの真髄は、基本理念と
  進歩への意欲を、組織のすみずみ浸透させて
  いることにある。目標、戦略、方針、過程、企業
  文化、経営陣の行動、オフィスレイアウト、給与
  体系、会計システム、職務計画など、すべてに
  浸透させていることにある。ビジョナリカンパニ
  ーは一環した職場環境を作り上げ、相互に矛盾
  がなく、相互に補強しあう大量のシグナルを
  送って、会社の理念と理想を誤解することは
  まずできないようにしている。

このシンプルな4つのポイントをスタートにビジョナ
リカンパニーは4巻へ展開していることがシリーズ
で良く分かりました。「ORの抑圧」などは正に日々
のビジネスシーンで起こりがちなことで、その場
はORでも一定の時間の経過の中では、ANDに
なっていないと継続できない等々頷き、経営に
取り入れていきたいと身につまされるものが
あります。P.ドラッガー博士と本書はこれからの
指針とさせていただきたいものです。

※1995年当時のビジョナリカンパニー
3M、アメリカンエクスプレス、ボーイング、シティ
コープ、フォード、GE、HP、IBM、ジョンソン&ジョン
ソン、マリオット、メルク、、モトローラ、ノードスト
ローム、P&G、フィリップモリス、ソニー、ウォル
マート、ウォルトディズニー 以上18社。

・連休中の静寂と混沌の好対照

003
(高野山奥ノ院 御廟橋手前 神聖な霊気
 ただようパワースポット的)

006

(金剛峯寺 蟠龍庭 雲海の中で雌雄一対
 の龍 静寂の時間)

201305041151101

(大阪ミナミ戎橋近くの繁華街 活気みなぎる
 混沌の世界)

201305041402021

(大阪駅北地区 グランフロントはオープンしたて
 で賑わう)


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