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バーナード・リーチという人

先日ちょっと時間を作り夫婦で高島屋の「バーナード
リーチ展」に行ってみました。聞いたことのない人物
(1987-1979)でしたが、その陶芸作品や生き方は
長命も含めなかなか魅力的でした。

http://www.takashimaya.co.jp/store/special/mingei/bernard.html

生誕125年の英国生まれの陶芸家。香港に生れ、
幼児期を日本で過ごしたリーチは、英国の美術学校
で学び、22才の時に日本への再訪を果たします。
白樺派と混じるうちに民藝運動の柳宗悦と知り合い
日常生活の中で芸術を捉える視点を持ちます。楽焼
の絵付け体験から陶芸に興味を持ったリーチは六世
尾形乾山に入門し陶芸家の道を志します。


日本に10年滞在したのち1920年に濱田庄司を伴って
英国に帰国し、セントアイヴスに登り窯を築きました。
リーチの目指した「東洋と西洋の美の融合」は近代
日本の陶芸が進むべきひとつの指標となりました。

リーチは益子、出雲、小鹿田(おんた)など各地の窯
を巡り職人たちと交わり技やデザインを磨いていきま
す。また「バーナードは実用より美学的関心を優先さ
せた純粋芸術としての陶芸に対し、実用的な日用
陶器を作ることを擁護した。彼は陶磁器に重要なのは
絵画的な絵柄でも彫刻的な装飾でもなく、日用品と
しての用を満たす器の形状や触覚だと考えた。この
ため、彼の制作スタイルは1950年代から1960年代の
ミッドセンチュリーのアメリカ合衆国でカウンターカル
チャーやモダニズム・デザインに大きな影響を及ぼ
した。バーナードは近代的で協同組合的なワーク
ショップを運営して、一般大衆向けの手作り陶磁器
のラインナップを制作することを切望していた。世界
中からリーチ・ポタリーに陶芸家が弟子にやってきて、
リーチの様式と信念を世界に広げていった。」ウィキ
ペディアより

引用がくどくなりましたが、要は実用の中に「美」を
見出す姿勢に共感します。さらには機能するものに
装飾を施す「職人」の精神、匠の技、生涯旅を続け
て自分を触発していくこと、リーチ考案による書斎
(和風8畳程度)も実に私の感性に合うものでした。

また、宗教的背景もあったようですが、「東洋と西洋
の融合」という活動は芸術や文化の多くの面でこれ
からも進めて行きたいですね。文化・藝術の振興は
経済的な力が背景にあるときに起こってきています。
それを日本が持ち続けることが条件なのです。しっか
り仕事していかなきゃネ・・・

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コメント

 バーナードリーチ展のブログ、拝読させていただきました。渡辺さんの「要は実用の中に美を 見出す姿勢に共感します。さらには機能するものに 装飾を施す職人の精神、匠の技、生涯旅を続けて自分を触発していくこと、リーチ考案による書斎(和風8畳程度)も実に私の感性に合うもの」という感想に共感しました。私は妻といっしょに、17年前の3月に英国のウェールズにあるシュタイナー学校を見学にいったときに、英国の友人からバーナードリーチのお孫さんの仕事場に案内され紹介を受けました。登り窯などを見て
紅茶茶碗を記念に買いました。何かご縁を感じます。不思議です。
 私は、現在SSCスモールスクールちんげんの仕事だけでなく、日本芸術学園の理事、全国小学校国語研究所所員、顧問などをしながら日々忙しく仕事をしています。また、お会いし話せる日を楽しみにしています。「60代をどう生きるか」肝に銘じております。

投稿: 武田恭宗 | 2012/10/30 11:18

武田先生 お久しぶりです。ご覧頂きコメントいただきとてもうれしく思います。お元気でご活躍の由何よりです。こちらこそお会いできる時を楽しみにしております。

投稿: Shun | 2012/10/30 22:12

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