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2012年4月の投稿

2012/04/30

お金を持たない生き方

ゴールデンウィークが始まりました。私は前半は
休養と運動、後半は京都観光でもしようかと思って
います。日頃録画をためていたものを観たりもしま
す。今回は「お金をもたない生き方」というBS1の
放送の「もう一度みたい世界のドキュメンタリー」
から紹介をします。

主人公はハイデマリー・シュベルマーというドイツの
女性です。教師をしていた彼女は2人の子育てが
終わると今まで持っていたもの全て手放しお金を
持たない生活を16年間続けています。「重要なの
はお金のあるなしではなく、どんな生きかたをした
いのか」だといいます。1942年生まれの彼女は
今まで4回こういう生きかたに挑戦しました。最初は
教師を辞め、南米に旅することから始めました。
そもそもは小さい時戦争によって何もかも失った時
にお金があるかないかで人の価値を観られる子ども
の時の原体験にありそうです。現在は望む生活、
生きかたが出来ているそうです。ちなみに現在
70才になりますね。

http://sharejapan.org/sinews/magazines/qifgf8/p854v3/jabc2n/y2cbly
(国際月刊誌シェアインターナショナルより)

目標は多くの人々に自分の生き方に賛同してもらい
もっとシンプルな生活になることだそうです。お金が
登場する前は人々は必要なものを物々交換で得て
いました。お金が登場することで、見返りを求める
こと、人々の助け合いをすることが失われていきま
した。その世界から脱け出すことはとても難しいです
が、手放すことで自由に楽に生きることもできるよう
になるといいます。

最も単純な疑問はどこに住んで、どう移動するのか
ということですが、知人の家に泊まり、講演やカウン
セリングの求めに応じて移動します。お金は相手が
出してくれます。また、子どもたちに一週間のワーク
ショップとして物々交換でお金なしで生活体験なども
行っています。

マスコミにも多く登場するようですが、時にはその
虚偽性を暴くことでエンターテイメントに繋ごうという
ものもあり、彼女も狼狽し落胆することもあるそうです。
しかし、彼女の確固たる信念と細かいことにこだわら
ない柔軟な感覚にもあるように見えます。

今の社会は閉塞感と不安に満ち溢れています。番組
はイタリアとノルウェーの共同制作です。何かを守ろ
うと必死に悩むことで鬱になっていくヨーロッパの世相
を反映しているようです。

ハイデマリー・シュベルマーは著書『The Star Money
Experiment(「星の銀貨」実験)』により2008年に
「ティチアーノ・テルツァーニ平和賞」を授与されました。

全面的に賛同はできないにしても、特に60才以降
の生きかたで多くのモノを持ちすぎず、自分なりの
生きかたにこだわり、お金に振り回されずにという
要素は大いに参考になるものでしょう。何かを学ぶ
ことができます。

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(仁和寺 正面入り口近くの緑の桜)


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2012/04/22

壬生狂言(みぶきょうげん)

日曜日の雨の京都に壬生寺を訪ねました。

http://www.kanshundo.co.jp/museum/gyoji/gyoji_09.htm
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A3%AC%E7%94%9F%E7%8B%82%E8%A8%80
(ウィキペディア)
壬生狂言を正しくは「壬生大念佛狂言」と言い「壬生
さんのカンデンデン」という愛称と共に、古来から京
の庶民大衆に親しまれてきました。この壬生狂言は
今から七百年前の鎌倉時代、壬生寺を大いに興隆
した円覚上人が始めたものです。上人は拡声器とて
ない昔、群衆を前にして最も分かりやすい方法で仏
の教えを説こうとしました。そして、身振り手振りの
パントマイムに仕込んだ持斎融通念佛を考えついた
のです。これが壬生狂言の始まりと伝えられていま
す。

近世に入ると庶民大衆の娯楽としても発展し、本来の
宗教劇のみならず、能や物語などから色々と新しく
取材され、曲目やその数も変遷して現在上演される
ものは、三十曲であります。しかし、一般の能狂言
とは異なり、かね、太鼓、笛の囃子に合わせ、全て
の演者が仮面をつけ、一切せりふを用いず無言で
演じられる壬生狂言の形は変わらず、娯楽的な演目
の中にも勧善懲悪、因果応報の理を教える宗教劇
としての性格を今日まで残しています。

リンクの写真の通りです。せりふが無いので、しぐさ
のみで伝えるパントマイム的要素が強いので、外国人
にも充分分かることが魅力でもあります。いかに言葉
ではなく伝えられるかは勉強になるものがあります。
もうひとつは演じてくれている人々は「壬生大念佛講」
の人々で狂言が職業ではなく、会社員、自営業など
の本業を持ち小学生から八十歳台の長老まで約四十
名が狂言をやってくれているアマチュアということです。
だからこそ、地元芸能としての価値がある尊いもの
です。所作、頭の動きで感情を表現するところはとても
勉強になります。能面がいきいきとした表情に変わる
ところが面白さなのだと感じますね。

衣装も含めその運営は大変で、寄付を募っていました。
こういう努力している人々に援助できる日本人であり
たいとも感じ、一口寄付してきました。

当日は有名な「炮烙割り(ほうらくわり」といい、素焼き
の皿を何百枚と割ってしまう名場面があり迫力のシー
ンを楽しめたり、コミカルな「大黒狩り」「山端とろろ」
まさに狂言の吉本興業みたいな大笑いするもの、最後
の「本能寺」のように大捕りものの大迫力で迫ってくる
ものやらいろいろバリエーションがありました。800円
で充分楽しめるお薦めです。

花冷えの雨の一日の過ごし方としては結構贅沢なもの
でした。

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(壬生寺)

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(世界遺産 仁和寺 御室桜と五重塔)

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2012/04/15

地域のフリーペーパーに考える

私の単身赴任先の住まいは大阪府吹田市にあります。
北摂ともよばれています。地域のフリーペーパーとし
て「BIRD'S EYE」という題名で1983年から8万部を配布
しています。NPO法人「北摂市民のための市民による
相互支援ネットワーク」という団体が発行しています。

内容は以下のようです。
①ロハスピープルインタビュー「「食もの転換」と「意識
転換」で恐れを手放し、未来の始まりとしての今を生き
よう」(放射能を意識してます:注)
②丹波篠山で「食と農」に取り組む
③街歩き江坂界隈
④日本の文化を愛でる(能楽の楽しみ方)
⑤LOHASなライフスタイル
⑥つぐみさんの「子育て」レポート
⑦ミュージカル面白学(マンマ・ミーア)
⑧LOHASなメッセージ
⑨ART&CINEMA
⑩BOOKReview&インフォメーション
⑪かおりの「ベジフェス」リポート&「漢方の話」
⑫Present
http://www.u-nyo.com/search/area/29osaka/birdseye/index.html

地元の人にもらって読んだのですが、なかなか一般
市民フリーペーパーとしては質の高い内容に仕上げ
てあるように思います。しかし、20年近く経って、存続
の危機にあると聞きました。紙面として配布するのは
NPO会員になって年会費で応援するか、購読料を
払う、広告を出す、投稿記事を書く等の支援をしなけ
れば継続できないようです。

考えてみると83年当時と今日では大きく異なってい
ます。インターネットもなくスポンサーがお金を出しやす
い景気環境で情報にお金を出すということが当たり前
の時代と今とでは大違いです。腕利きの編集長を
もってしても広告は厳しさを増しているそうです。

NPO法が成立した1998年から14年経過して、多くの
人が志し、私自身も魅力を感じて調べたりもしました
が、ボランティア感覚よりは経営感覚に近く運営をし
ないとなかなか継続できないようですね。設立しても
休眠状態の団体も数多くあるとも聞きます。

素晴らしい内容にも関わらず存続が難しい今日の
NPO法人やその事業は日本の停滞の状況を物語っ
ているともいえます。一方で経営経験や感覚を持った
多くの人が退職しているわけで、こういった人財を
もっとうまくマッチングさせて、素晴らしい企画、思い
と運営とを融合させていけるといいですね。

2007年問題といって団塊の世代以前の多くの人が
退職し始める時代から2012年問題といって退職し
終わる時代からおよそ10~20年以内に経験者を
活かす術を作っていかないと農業だけでなくあらゆ
るものの活力が下がっていく恐ろしさを感じる今日
このごろです。

20120415061422

(近所のしだれ桜:そろそろ終わりに近づく)

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2012/04/08

紅しだれコンサート

京都平安神宮では毎年「紅しだれコンサート」が
開催されています。今年は寒いので開花が遅れ
たので、まだまだの状況でした。5日は清塚信也
さんのピアノです。第一回ショパンピアノコンクール
inAgia第一位など実績のあるピアニストです。ショ
パンをはじめとした音色は平安神宮の庭園にクリ
アーなサウンドを響かせ、紅しだれ桜の醸し出す
紅色がライトアップされそれはそれは素晴らしい
ものです。水面へ映し出され上下にシンメトリにな
った色合いはまさに幻想的です。
http://www.kyoto-np.co.jp/kp/kyo_np/info/moyoosi/2012benishidare/

主催は京都新聞社で、縁あってお声を掛けていた
だきました。発行部数も多い地元に根付いた新聞社
です。20回を数えるイベントでライトアップの準備や
桜の開花具合、天候等々イベントに携わる人々の
努力も大変なものだと感じます。お天気は予報に
反して小雨となりました。しかし、雨も風情のある
ものです。傘をさしながら見て回ります。

桜を観ることで、新しい年度、卒業、新入の別れと
出会い、本格的な春の季節の到来、様々な区切り
として私たちの生活に関連付け、人生の「リセット
ボタン」としての意味合いも大きいと感じました。
私の12年度のリセットはビジネスにおいては業績
回復、生活においては、健康の維持、60才代への
備え、生活の多彩さの演出、家族、友人との関係
等々様々な課題を新年度としてリセットしていきま
す。これからも区切りを大事にして生きていきたい
と思います。

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