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ニッポン再生の秘策

日経フェアというイベントがありました。
会社の半休を取って参加してみました。
ストックワールドという株式投資家向けのもの
です。その目玉として堺屋太一氏の表題の講演
がありました。同氏の最新著作の「第三の敗戦」
を題材にした講演です。

ご存知の通り三つの敗戦からストーリーするのです
が、最後どういう締めくくりをするのかを楽しみに
最前列で聞いていました。まず基本からです。
「第一の敗戦」 幕末の1863-1868年の5年間
の大混乱に次ぐ明治維新の時代。
「第二の敗戦」 太平洋戦争の敗北とその後の
混乱。
「第三の敗戦」 1990年以降の20年。名目成長
率ゼロで、デフレ、財政大幅悪化、税収が歳出の
42%にまで下がる時代は幕末と昭和20年、21年
の二回しかありません。

「第三の敗戦」期には3つの危機があります。
1)通貨 もともとお金はモノやサービスの対価とし
 ての機能がありますが、利子を払っても借りる
 人がいるかどうかという重要な判断基準があり
 ます。ITバブルやサブプライム等いろいろなバ
 ブルがありましたが、今は国がお金を借りること
 が最大の借り手になってしまいました。
2)エネルギー 同氏のデビュー作「油断」でも取り
 あげられますが、日本は外国にエネルギーの
 ほとんどを依存しながらその危機感が醸成され
 ない国でもあります。
3)組織 現在は組織が大きく劣化してしまってい
 ます。官僚が職業ではなく「身分化」していて
 仲間内から評判のいい人が出世する仕掛けな
 ので、極めて内向きになっています。問題を未然
 に解決するよりは、問題が増えた方が組織の
 拡大を図れる状況になっています。年功序列の
 最たる組織として硬直化、人材の劣化を起こして
 います。これは公的性格の会社にもあてはまり
 ますね。○電、○航とか・・

デフレ、インフレの興味深い説明もありました。
「デフレ」 過去を守るために未来を犠牲にすること
「インフレ」未来を作るために過去を犠牲にすること
こういう見方も面白く、適度なインフレが望ましいと
のことです。

さらにここからエンディングですが、どうしたらいい
か?それは「高齢者を大切にすること」で、戦後
欧米の「嫌老好若」の風潮があったが、日本は
老いを尊敬する文化があります。マーケット、購買
力からしても高齢者が圧倒的にお金を持っています。
世に中に高齢者向け商品、サービスは驚くほど少な
いのも事実です。また、労働力の面でも65-70才の
人は一般に昔より健康です。経験を持つ労働力と
して活用すべきで、収入は年金+10万円程度でも
結構暮らしていけます。タクシー業界ではこのモデル
の運転手さんが活躍しています。

今回は株式投資化が聞いているので、締めくくりは
何に投資したらいいか?ですが、好きな会社、商品
が好きとか、経営者が好きとか好き嫌いで判断して
おけば、損しても納得できるとおっしゃいます。「有利
不利」よりも「好き嫌い」のほうが幸せになれる、株式
に関わらず特に高齢者の生き方としてはその通りで
すね。こういう場で「耳寄りなここだけの話・・」なぞ
よりははるかに間違いない言い方になると思います。

「好き嫌い」に素直になり、好きなものこそ長続きしま
すし、好きなことが何より「幸せ」なのでしょうね。これ
がニッポン再生につながるというご説です。高齢者
の活躍を工夫することが企業でも大切になると改め
て感じましたね。もうひとつのポイントは「子離れ」だ
そうです。痛いところかも・・・

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コメント

わたしは、50歳過ぎてます。だから、ちょっと、、立ち寄ってみました。

投稿: さくらこ | 2011/08/29 16:28

さくらこさん ようこそお訪ねいただきました。これからもよろしくお願いします。Shun

投稿: Shun | 2011/09/04 12:31

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