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2011年7月の投稿

2011/07/29

変動帯とは

先日ある会の講演で「地球目線で未来をデザイン
する」という題で京都造形芸術大学の竹村真一
教授の講演を知りました。東日本大震災を契機に
した興味深い内容でしたので紹介します。改めて
大きく掴むことの大事さを認識しました。

◆「浮動する大地」に生きる日本
 地震があまりないシベリア、ヨーロッパ、アメリカ
 大陸等のような「安定大陸」とプレートに境界上に
 あって地震や火山活動が多い「変動帯」に分けら
 れ、日本は4つのプレート境界にあり、世界で最も
 動きの激しい太平洋プレートも含まれている変動帯
 にあってマントル対流という流体の上に浮かんで
 浮遊する大地であるという皆さんが知っている事実
 を改めて認識する必要があります。
 
 一方でダイナミックに活動する地震や火山活動は
 同時に植物の生育に必要な窒素、リン、鉄などの
 ミネラルを大地に提供します。

 したがって「生きている地球との共生」ということが
 必要ということを今回肌身で感じるに至りました。

◆東日本大震災で問われたこと
 地震、火山活動の非常に盛んなところに54基もの
 原発があり、そのすぐ近くに3000万人もの首都圏
 があるのは世界の中の非常に特異的な状況です。

 日本のように変動帯に生きる民は、揺れ動く大地
 恵みをもたらす大地という内部までえ含めた形の
 地球目線に立った地球環境論を語らなければいけ
 ないと思います。

 日本は洪水時の河川水位よりも低く非常に冠水
 リスクの高い国土の10%の沿岸土地に人口の50%
 集中し、資産の75%が存在する国なのです。沿岸
 土地のリスクは世界普遍的な問題です。

 日本が東日本大震災を契機に防災、減災性の強い
 エネルギーシステムに基づいた都市文明のデザ
 インができたら人類全体のためになるものです。

 原発も本来のリスクマネジメントを絶対安全神話に
 よって覆い隠してしまったことが人災といわれる
 ゆえんです。原発の是非を超えた地球と言う星の
 本質にふさわしいエネルギーシステムを構想すべ
 き時だと思います。

◆文明のデザイン
 「変動帯パラダイム」ともいうべき新しい地球科学に
 基づいて被害を最小に食い止め、かつ恵みを享受
 しながら生きていくことが重要。ライフサインを多層
 化し、最小限の命の安全保障は自前でやっていけ
 る自立分散、多様性を回復していくことが大切。

 リスクを抱えながら二度とこんな犠牲を出さない
 もっと創造的な、クリエイティブな町、新しい国土、
 新しい地球を創っていくことこそ本当の鎮魂の杜
 づくりだろうと思います。

 イノベーションは技術革新といわれますが、経済
 学者シュンペーターによりますと本来「旧結合
 の破壊と新規結合の創造なのです。

プレートテクトニクス理論や宇宙の観測が驚異的
に進んで今日の地球がどういう位置づけにあるか
が解明されたのはついこの30年ぐらいです。です
から「変動帯」の上で浮遊している大地に住む日本
人だからこそ、マクロな捉え方で世界に貢献するこ
とができるのでしょう。シュンペーターの言葉に引用
はまるで取り巻くビジネスの状況を言われている
ようでありました。ドキッ・・・

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2011/07/17

祇園祭

梅雨が早く空け酷暑の日々が続きます。暑さに
やっと少しずつ身体が慣れてきたもののすさまじ
いものがあります。仕事柄京都を訪ねることが
ありますが、ちょうど祇園祭のクライマックスで
ある山鉾巡行の前の晩、宵山の前の前宵々々
山(14日)に事務所の近くを歩いてみました。
歩行者天国の通りはすごい人出です。

そもそも祇園祭とはどういう起源なのでしょう
か?
「疫病の流行により朝廷は863年(貞観5年)
神泉苑で初の御霊会(ごりょうえ)を行った。
しかし、その後も疫病の流行が続いたために
牛頭天王を祀り、御霊会を行って無病息災を
祈念した。869年(貞観11年)全国の国の数
を表す66本の矛を卜部日良麿が立て、その
矛にに諸国の悪霊を移し宿らせることで諸国
の穢れを祓い、神輿3基を送り薬師如来の化身
牛頭天王を祀り御霊会を執り行ったのがその
起源であるという。祇園祭が生まれた直接の
背景は、平安京がもともとが内陸の湿地で
あったために高温多湿の地域であったこと、
建都による人口の集中、上下水道の不備(汚
水と飲料水の混合)などにより、瘧(わらわや
み=マラリア)、裳瘡(天然痘)、咳病(インフ
ルエンザ)、赤痢、麻疹などが大流行したこと。
その原因が、先に大水害により挫折した長岡
京遷都工事中に起きた藤原種継暗殺事件で
無実を訴えながら亡くなった早良親王ら六人
の怨霊の仕業との陰陽師らによる権威ある
卜占があったこと、などである。さらに、1世紀
後の970年(安和3年)からは毎年行うようにな
ったとされる。これらの祭式は神仏混淆の儀式
として成り立っていた。」(ウィキペディアより)

水害、疫病、貞観という時代の地震、それらに
よる遷都の混乱、歴史は繰返すといいますが、
本当にこういった共通項があったのだとつくづく
考えさせられます。風流で雅な催しの祭りも
もとをただせば人々の苦しみから前に向いて
元気を出していこうという動機があるわけです
ね。1000年以上たった現在も同じです。

山鉾の近くで見ましたが、織物がとても美しく
動く美術館とも言われているのもうなずけます。
「祇園祭のハイライト。元々は付け祭りだった
が、こちらの方がはるかに大規模になった。
山鉾からは祇園囃子のコンチキチンという独特
の節回しが聞かれる。現在のような囃子ができ
たのは江戸時代から。また、ゴブラン織りをはじ
めとする豪奢な山鉾の飾りも見どころの一つ。」
(ウィキペディア)

こんな真夏のひとときも季節感に溢れるもの。
大切にしたいものです。
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今日(17日)山鉾巡行が行われます。


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2011/07/10

命がけのテニス

8日金曜日に梅雨明けが発表されました。
(大阪管区気象台)9日、10日とピーカンの
青空となりました。とにかく暑いです。身体が
慣れていない分本当に50才代といえども危険
が伴います。

10日に会社で確保しているテニスコートを利用し
て仲間と一カ月半ぶりのテニスです。大阪中心
部の気温は摂氏35度でかつ10時から4時間という
もっとも暑い時間帯。ここまでしてやるには覚悟が
必要です。アイソトニック飲料を1.5リットル持って
いきましたが、完全に不足です。結局2.5リットル
となり、さらに塩分、クエン酸サプリまで動員して
やっと無事に終わりました。

久しぶりでしたので、ここまでして無事終わらせ
る決死の覚悟ということです。何故ここまでしてや
るのか?ということですが、ひとつは好きだという
ことですが、汗をびっしょり出してさっぱりすること。
第二はいずれ会社を終えた時のために続けておく
ことなわけです。

20代から50代まで多くの年齢層に接すること
ができるのも魅力です。みんなこんな環境だと
本当に好きな人しか来ません。それも面白いで
すね。

まあ、そんなわけでプチ冒険といった趣にもなっ
た猛暑テニス、首を冷やすバンドまで使って何と
か乗り切りこのブログを書いています。

これからの生きかたの道筋のひとつがテニスと
いうことですね。そのことが言いたかった?

我ながらお疲れさん・・・・

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2011/07/03

ウォーキング

入梅から1カ月、夜も日によっては25度以上の
熱帯夜になることもあります。節電も始まりまし
たが、エアコンをどう活かすかも大切です。室内
でも熱中症ということもありますから、上手に付き
合うことですね。

さて、寝苦しい夜ですが、半ズボンとTシャツの
季節です。部屋着としても近所へのお出かけにも
この最強オジンスタイルは実に軽快です。

朝は夏至も過ぎたばかりなので、大阪でも4時半
過ぎに明るくなってきます。できるだけ早く涼しい
内に散歩にでることにしています。出会う人は、
新聞屋さん、ウォーキングの人、犬の散歩の人
の三種類です。明るく挨拶する人、ストイックに一点
を見つめて歩いている人、夫婦や友人同士でおしゃ
べりしながらの人、様々です。

早朝散歩は健康のために歩くという主目的以外にも
楽しみはあります。街角ウォッチングです。それぞれ
の家の工夫例えば、庭先にきれいに花を咲かせる家、
畑に野菜を育てている家、きれい掃除が行きとどいて
いる家、昔からの農家がベースとなっている独特の
木肌そのままの外壁、よくここまで放ったらかしにし
ているなという怪しい家、近所もいろいろです。

最も落ち着き、ありがたいと感じるのは、寺や神社で
す。結構身の回りにあるものです。江戸時代は庶民
のよろずお世話役でもあり、地域の中心でもあったの
で、どこにでもありますが、今でも地域住民によって
メンテナンスされている神社仏閣は素晴らしいもの
を感じます。

お寺や神社をポイントにしてコースを設定しながらウォ
ーキングするとバリエーションもできるし、それらの前
に立つと謙虚な気持ちになって一日を始められる効用
もあります。いろいろ一日を始めるにあたって頭の整理
にも役立ちます。


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