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松下幸之助歴史館

先日取引先でもあるパナソニック社の掲題のミュ
ージアムを見学する機会がありました。同社創業
50周年を記念して1968年に門真に建設された
1933年の社屋を復元したものです。
したがって2018年は創業百年ということになりま
す。

松下幸之助氏の偉業は語りつくされ、1946年に
PHP研究所を作ったり、1980年には松下政経塾
を開塾し現在の政財界に人材を輩出もしました。

ここでは、基本にかえり「商売戦術三十カ條」を
引用し考えてみたいと思います。1936年に販売
店向けの機関紙「松下電器連盟店経営資料」に
掲載されたものです。

第一条 商売は世の為、人の為の奉仕として、
     利益はその当然の報酬なり。
第二条 お客様をじろじろ見るべからず。うるさく
     つきまとうべからず。
第三条 店の大小よりも場所の良否よりも品の
     如何。
第四条 棚立上手は商売下手。小さい店でゴタ
     ゴタしている方が却ってよい場合あり。
第五条 取引先は皆親類にせよ。之に同情をも
     ってもらうか否か店の興廃のわかるると
     ころ。
*第六条 売る前のお世辞より売った後の奉仕、
     これこそ永久の客をつくる。
第七条 お客様の小言は神の声と思って何事
     も受け入れよ。
*第八条 資金の少なきを憂うるなかれ。信用
      の足らざるを憂うべし。
第九条 仕入れは簡単にせよ、安心してできる
     簡単な仕入れは繁盛の因と知るべし。
第十条 百円のお客様よりは一円のお客様が
      店を繁盛させる基と知るべし。
*第十一条 無理に売るな、客の好むものを売
      るな。客の為になるものを売れ。
第十二条 資金の回転を多くせよ、百円の資本
      も十回まわせば千円となる。
第十三条 品物の取り換えや返品に来られた
      場合は、売った時よりも一層気持ち
      よく接せよ。
第十四条 お客の前で店員小僧をしかるくらい
      お客を追い払う妙手段はない。
第十五条 良き品を売ることは善なり、良き品を
      広告して多く売ることはさらに善なり。
第十六条 自分の行う販売がなければ社会は
      運転しないという自信を持て、そして、
      それだけ大なる責任を感ぜよ。
*第十七条 仕入れ先に親切にせよ、そして、
      正当な要求は遠慮なく言え。
*第十八条 紙一枚でも景品はお客を喜ばせる
      ものだ、つけてあげるもののない時は
      笑顔を景品にせよ。
第十九条 店のために働くことが同時に店員の
      ためになるような待遇その他適当の
      方法を構ずべし。
第二十条 たえず美しい陳列でお客の集める
      ことも一案。
第二十一条 紙一枚でも無駄にすることは、それ
      だけ商品の値段を高くする。
第二十二条 品切れは店の不注意、おわびして
      のち「早速取り寄せてお届けします」と
      お客の住所を伺うべきである。
第二十三条 正札を守れ!値引きは却って気持
      ちを悪くするくらいが落ちだ。
第二十四条 子どもは福の神ー子どもづれのお
      客、子どもが使いに来ての買い物には
      特に注意せよ。
第二十五条 常に考えよ、今日の損益を。今日の
      損益を明らかにしないでは寝つかぬ
      習慣にせよ。
第二十六条 「あの店の品だから」と信用さし、誇
      りにされるようになれ。
第二十七条 ご用聞きは何か一、二の品物なり、
      商品の広告ビラなり持って歩け。
第二十八条 店先を賑やかにせよ、元気よく立ち
      働け、活気ある店に客集まる。
第二十九条 毎日の新聞の広告を一通り目を通し
      ておけ、註文されて知らぬようでは商人
      の恥と知るべし。
第三十条 商人には好況・不況はない、いづれに
      しても儲けねばならぬ。

今から70年以上前に書かれた文章ですが、読ん
でみるとはっとさせられるものがあります。非常に
言葉を大切にして、注意深く述べられています。
歴史館の中の空気はとても落ち着いたものがあ
り、翁の偉大さと一企業の宣伝館ではないことを
感じます。

30の中で選ぶとすると*をつけたものに特にシン
パシーを感じます。翁が1989年94才で亡くなるま
で常に世のため人のために常に考え行動し続ける
情熱・生きかたに人をこれだけ惹きつけるものがあ
ると思いました。

最後に翁の「道」を引用して終わります。

「道」
自分には
自分に与えられた道がある
広い時もある
せまい時もある
のぼりもあれば くだりもある
思案にあまる時もあるだろう
しかし 心を定め
希望をもって歩むならば
必ず道はひらけてくる
深い喜びもそこから生まれてくる

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コメント

自分の道、しっかり踏みしめて歩いていきたいです♪

投稿: 撫子 | 2011/02/20 23:54

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