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ビジョナリ・カンパニー③衰退の五段階

昨年ビジネスマンにもっとも読まれた本のひとつ
が、ジェームズ・C・コリンズ著(日経BP社)の
題名の本です。年末・年始の課題図書として
読んでみました。

昨年、日本では中国にGDPで抜かれて第三位
となることが確実になり、悲観論、自信喪失と
政治の混迷も相まって一億総○○状態になって
います。企業も同様で縮小均衡で利益をひねり
出すことでこの3年程度過ごしているのが一般
的でしょう。

そんな中でビジョナリ・カンパニー・シリーズの中
でも衰退編から読み始めました。主にアメリカ
企業の状況を研究して得られた衰退の五段階
です。

第一段階 成功から生れる傲慢
第二段階 規律なき拡大路線
第三段階 リスクと問題の否認
第四段階 一発逆転の追求
第五段階 屈服と凡庸な企業への転落か消滅

という段階を様々な例を引用して説明しています。
ここでは、詳しい紹介は避けますが、ほとんどの
有力企業はかつて大きな成功を収め、今日の信用
を勝ち得ていると思いますが、国内市場の飽和と
合わせて毎日がコスト削減と効率化が主要テーマ
となってしまっています。

IBM、HPのような良く知っている企業も登場し大変
面白く読めました。また、核になる事業の「弾み車」
をしっかり回して、その実態をチェックしてどこに力
を入れて本業強化を図っているか?実は当たり前
のことをやっているか?等と自問しなければ、とい
う気づきがありました。反面教師でもあります。

「真に偉大な組織がそこそこ成功を収めているに
すぎない組織と違う点は、困難にぶつからないこと
ではない。一時は後退しても、壊滅的な破局にぶ
つかったときですら、回復して以前より強くなって
いる能力をもっていることである。」
→人といっしょですね。

さらに主要なポストに適切な人材の条件をご紹介
します。

1 適切な人材は会社の基本的価値観にあっている
2 適切な人材は厳しく管理する必要がない
3 適切な人材は「肩書き」を持っているのではなく、
  「責任」を負っていることを理解している
4 適切な人材は達成すると約束したことはかならず
  達成する
5 適切な人材は会社とその仕事に情熱をもっている。
6 適切な人材は「窓と鏡」の成熟した思考様式をもっ
  ている
  ※成功を収めた時は窓の外を見て、要因を自分
    以外に見出す。後退や失敗は鏡を見て「私の
    責任だという。

やはり人材は人財ですね。人を選ぶことは本当に
責任のあることになりますね。ビジネスを行うのは人
そのものということを感じました。

50才代の大きな仕事です。

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