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偽リーダ論その3(最終)

戒めのその3最終です。大変参考になります。特に
組織の長の人にお勧めです。

・変化を叫ぶリーダーは変化しない
  組織のトップが変わると組織に変革の季節が訪ね
 ることが多いでしょう。いい
ケースもあれば、悪いケースもあります。リーダー
 が本物か偽者かはこの時に見極めることができま
 す。

  変えなくてはならないことを変えないのは偽リーダー
 であり、変える必要のないこと、変えてはならないこ
 とを変えるのも偽リーダーです。「宋さんに言わせれ
 ば皆が偽リーダーになっちゃう」と言われるかもしれ
 ませんが、口が悪いだけではありません。

  リーダーの立場になりたいという人が実に多いので
 す。人に身分を認知させ、 リーダーであることをアピ
 ールしたい人達です。そのために無理して業績を伸
  ばそうとするので無駄な投資、無駄なシステム
 更新、そして無駄な組織拡大をするのです。

  リーダーは何かを成し遂げるために組織を動かす
 のです。成し遂げるのに何が必要かを一生懸命見
 極めるのです。古くから存在しても良いものであれ
 ば有難 いはずです。良くないものがあれば組織を
 受けとった時点で素早く変えるはずです。

  格好をつけるために「変化」を叫ぶリーダーがいま
 す。何年も言い続けるとさすが自分の言葉に飽きる
 のでしょう、今度は「チェンジ」に言い換えてみたり
 します。下手すると自分がチェンジされるまで「チェ
 ンジ」を言い続けます。

  細かいことがコロコロ変わって何時になっても根本
 が変わらない組織はよくあります。泥を被って静か
 に組織の根本を変えていく目的意識の強いリーダー
 が少ないからです。

・強気一辺倒のリーダーは弱い
  お神輿に乗るだけのリーダーは弱いのですが、強
 気一辺倒のリーダーも弱いと思います。若い頃、リ
 ーダーとは強い人だと考えていたのですが、経験し
 ているうちにあれは単に強く見せようとした結果であ
 り、本質ではないと思うようになりました。また、組織
 メンバーに認められていないうちに強く見せざるを得
 ない部分もあると思います。

  しかし、長期的に見た場合、リーダーの仕事は組織
 を強くすることであり、自 分だけが強くても何の役に
 も立たないことに気付きます。自分が強いことによって
 メンバーの智慧ややる気を削ぎ落とすことがあれば、
 余計にその「強さ」を隠したほうがいいのです。

  強いリーダーは必要です。ただしその強さはいろいろ
 とあります。間抜けのように見えるリーダーには、部下
 が安心してアドバイスするし、やり甲斐を感じるのです。
 そこで本当の間抜けになっては困りますが、寛容に
 なり、奥深くなる必要があります。

  松下幸之助さんがリーダーの一番重要な素質につい
 て聞かれた時、「愛嬌や!」と答えたそうです。若いう
 ちは、特に部下に認めてもらえていないうちに強気を
 みせる部分があってもいいのですが、いずれ愛嬌を増
 やしたほうがいいかもしれません。

  P.S.
  偶然ですが、先日、中国のソフトウェア大手のCEO
 から以下のような話をききました。
  「自分のことをあまりかまう人はよいリーダーになら
 ない。生活の質をリーダーの立場とセットして考える人
 はリーダーではない。」
  (終わり)

特に最後の生活の質とリーダーの立場とセットで考え
る人というくだりは参考になります。自分の仕事以外の
こと(待遇とか、お楽しみ等々)を公然と表明、要求する
ことが当然のこととするようなリーダーがいたら要注意
です。部下ががリーダーの関心事(好みや趣味)に合わ
せてしまうような組織になることです。このことを私は
リーダーの「自分最適」組織と呼びます。こうなると部下
は仕事以外のことに大いに労力を浪費してしまいます。

これで終いです。宋さんに感謝します。
しかし、リーダー稼業は大変です。

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コメント

さすがは松下さん!IQの時代からIkyo(愛嬌)の時代ですね。(^。^)

投稿: てる! | 2010/08/30 18:28

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