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2010年6月の投稿

2010/06/27

幸せ上手

渡辺淳一氏といえば私と「し」と「じ」の一字違い
で勝手に親近感?を持っていますが、氏が題名
の本を今年3月に講談社より出版しました。
帯に「いま いちばんほしいもの「生きていく力」
が湧いてきます。この本は、あなたの人生の転機
となる」とこういうキャッチが受けるんでしょうね。
かく言う私も転社を機に気になり買ってしまいまし
た。

第一章 幸せとは「卑近なかたち」
 近くの他人と比べることで幸、不幸を判断しがち
だが、他者との関係性を無くするわけにはいかな
いので、比べる相手を下げるという方法がある。
しかし、これだけでは納得感が無い。幸せの価値
観を根本から変えることが重要。幸せがだいそれ
たことでなく、探せば身近にあるもの。

 最近そのことを実感するようになりました。

第二章 身体の中は幸せだらけ
 人間の身体はセイフティネット機構が備わって
いて健気にも生命を維持しようと必死に連携して
いる。他人には騙されてもあなたの臓器は裏切ら
ない。

 身体の仕組みを知れば知るほど驚くべき工夫と
生命を支えようとするシステムに感動しますね。

第三章 自律神経を学ぼう
 二十四時間休むことなく全身に血液が巡りあな
たの生命と健康が維持されている。その裏で自律
神経が自律神経。神経と血管の関わりとともに
人間の「心と身体の仕組み」が分かれば、幸せな
暮らし方ができる。

 全くその通り。もっと早く自律神経のことを知って
いればよかったと思います。副交感神経を痛めつ
けていました。反省。

第四章 デメリットのなかのメリット

 善し悪しは表裏一体。見方を変えるだけで、これ
だけ幸せになれるなんて、不幸は不幸好きの人に
すり寄り、幸せは幸せ好きの人に飛びついてくる。

 「泣いても一生、笑ろうても一生」と言いますね。
ものの捉え方が大事ですね。

第五章 既成概念から脱け出す
 知らず知らずのうちに幸せを感知する能力が閉じ
込められていた。幸せを邪魔していた正体はあなた
の心の中にある。ロックを外そう。やる気になれば
簡単。

 メンタルブロックに近い話ですね。幸せを感じるこ
とを自らが罰していることってありますね。

第六章 変われるのが才能
 「これまで」のままでは通用しない「かれから」の
時代に幸せに生き残るために必要なことは変わって
いける能力です。

 チャールズ・ダーウィンの言葉ですね。人生にも
ビジネスにもあてはまりますね。

第七章 学校以外で学ぶもの
 まず人間の中に飛び込み、人間を知り人間好き
になる。これこそまさに人間社会で幸せを見つけ、
つかんでいく原点。

 人間好きが大切。人間がつながり、個個が助けら
れてるってことですね。与え好きが原点ですね。

第八章 知識より知恵を積もう
 周りの人を幸せにして、自分も幸せになる。そんな
人に必要なのは、学業的な問題解決の「分析的知
能」、未知の状況に対するアイディアを生む「創造的
能力」、日常の課題解決をする「実践的知能」の3つ
が大切。さらにいい意味の鈍感力があるといい。

第九章 恋愛という自己革命
 人間力がグングン向上するドリルが、自分自身を
肯定して、どんどん恋愛すること。愛し愛されてこそ
の人生。

 確かに「愛の流刑地」の作者だけあります。

第十章 人と近づく第一歩
 日常的に軽く「ありがとう」と言えるか言えないかは
結構重要。いわば心をこめずに「ありがとう」。いちいち
考えすぎるのは逆効果。「こんいちは」の挨拶も同様。

第十一章 進歩するものと、しないもの
 人間は科学技術のよう「理性的で進歩的な生き物」
であると同時に憎しみや怒りや嫉妬といった情念に
突き動かされる「生生しい生き物」

 全く全くその通り。歴史物の面白さは、情念の世界
があまりにも同じというところだと思っています。そこか
ら学びがある気がします。

第十二章 男時から女時に
 もともと能の言葉で、男時は運が向いて上り調子、
女時は運が離れている時。やがて来る男時のために
研鑽すべき時。時代の潮目が大きく変わる。従来の
男女の役割は根本から変化するとともに「男の充実」
「女の満足」もこれまでにない新しいものになった。
大事なことは今の自分にできる、自分らしい生き方
常に前向きで明るく生きていく。幸せはその先にある。

幸せ関連の知恵は様々な人の主張には大きな共通点
があります。「素直に感謝すること」から全てが始まって
いくことです。とても分かりやすくまとまった本です。
最後にあとがきの言葉で締めくくります。

「あきらめてはいけない」

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2010/06/12

住吉大社の初辰まいり

「大阪の総鎮守府であり、全国住吉神社の総本宮
として信仰を集めている住吉大社は多くの末社が
あり、それぞれに信仰されておりますが、中でも
商都大阪にふさわしく商売発達の守護神として
特に崇敬されている神社があります。古くから
「初辰(はったつ)さん」の呼称で親しまれている
南くん(王へんに君)社を始め、種貸社、大歳社、
それに弁天さんで知られた浅沢社の四社で、それ
ぞれその高いご神徳は多くの人達の信仰を集めて
おります。殊にこの四社は古くから月参りをする
慣わしがあり、毎月初の辰の日に行われる初辰祭
には「初まいり」と称して多数の参拝者で賑わいま
す。」(パンフレットより)

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猫ちゃんは左右の手(足)を挙げ、人とお金を招く
といわれています。住吉さんは大阪の人の初詣
の場所としても有名で、初辰と発達を掛けた古く
から商売繁盛の歴史を感じるものです。お天気も
よく気持のよいものでした。

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阪堺電車という路面電車の面影を残す電車も
味わいがありますが、存続の危機にたっている
ようです。

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2010/06/05

日本の復元力

中谷巌さん(三菱UFJリサーチ&コンサルティング理
事長)は、バリバリの経済学者で細川内閣、小渕内閣
で経済戦略を担当し、市場を重視する経済を主導して
きたともいえる著者が「資本主義はなぜ自壊したのか
「日本」再生への提言」で、資本主義が唯一絶対では
ない懺悔の書を一年半前に出した時、感慨を持って読
んだ記憶があります。

今、ニュースやビジネスの場において、「失われた
10年、20年」「閉塞感」「厳しい経営情勢」「デフレ」
「減収減益」「自殺者の数」などネガティブなキーワー
ドに満ち溢れていることを実感します。

著者も「巷には悲観論が蔓延している。政治の低迷、
年金不安、就職難・・・・・。しかし、「日本は必ずや
蘇る」。その一歩は、「自分たちが何者なのか」を知る
ところから始まる。」と言っています。一億総悲観の時代
なので、今未来は明るいという主張や本が多くなって
きているとも感じます。

「歴史を学ぶことは未来を作ること」で見えてくると
いいます。私自身もこの数年すごくそのことを痛感し
ています。著者の言葉を続けます。
・日本は非西洋世界にあって、ほとんど唯一、西洋
 の植民地にならなかった国
・縄文時代以来一万二千年の長きにわたって異民族
 に征服されなかった。そんな国は先進国にはない。
・「同一文明、同一国家」のため、他国とは社会構造
 が全く異なる国になった。
・コロンブスのアメリカ大陸発見以来、西洋諸国による
 世界征服が始まったが、明治維新後、富国強兵化を
 図り、わずかの間に一等国の仲間入りを果たし、その
 後第二次世界大戦において、完敗した。しかし、戦後
 世界第二位の経済力を付け蘇った。
・西洋の指導者たちから見ると「一体これは何なのか?」
 にもかかわらず、「不思議の国日本の異質論」にすぐ
 与してしまい、調子が悪くなると「やっぱり日本はダメだ」
 と総悲観論に覆われてしまう。
・それは、指導者たちが日本の本当の実力を理解してい
 ないことから起こる。何故か?「自虐史観」を刷り込まれ
 ているからである。
・本当に「自分たちは何者なのか?」「世界の中でどの
 ような位置を占めているのか?」「日本に何ができるの
 か?」を日本人が自分のルーツを見極め、自らのアイデ
 ンティティを見極めていく必要がある。
・その結果は「実はそう悲観する必要はない」というメッ
 セージになる。

タクシーの運転手さんと会話しても、仲間同士でも、
ビジネスの場でも、多くの日本人が「このままではまずい」
と感じている今、歴史に接する機会を増やし、反省ばかり
の自虐的な考えだけでなく、必要な楽観的な味付けをして、
将来に進みたいと多くの人が考えているのではないだろう
か・・・・・

ちょっと読んでみることをお勧めする本です。
「日本の復元力」-歴史を学ぶことは未来をつくること」
(ダイヤモンド社) 中谷巌 著

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