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2010年5月の投稿

2010/05/30

ニューズウィーク誌の面白さ

ニューズウィークは写真を大きく掲載する週刊誌です。
私は結構家計が苦しい20年ぐらい前の時代からこれ
を郵送してもらって読んできました。仕事は極めてドメ
スティックで海外などほとんど関係ないのですが、だか
らこそ興味深いのです。もちろん日本語版ですが・・

内容は多彩です。今週号を見てみると、「iPad」特集
です。「iPadの世界がやってきた!」と題して、読書ツー
ルとしては最強、ただし閉鎖的システムに批判も・・
用途は読書(電子書籍、通信社、新聞、雑誌、PDFリ
ーダー)、映画、音楽、小売り、教育、医療と写真入り
で紹介されています。アップルの歴史も引用して、2人
の天才創業者の対照的なその後やすべてを囲い込む
アップル路線の危うさも指摘しています。

さらに記事としては、以下のようです。
・奇襲攻撃でソウルを制圧せよ・・・北朝鮮の新たな
    戦争プラン
・バンコク鎮圧でも消えぬ怨念の炎
・イギリス「2大政党制崩壊」の落とし穴
・日本は次のギリシャになるか
・中国「新シルクロード」の野望・・・17カ国を結ぶ壮大
    な高速鉄道網を計画
・日米同盟の終焉はまだ早い
・イラン 消え去ったグリーン革命の波
・ギリシャ危機 2020年、南欧は高成長圏に
・日本政治 日本を殺すスキャンダル狂い
・メキシコ 軍隊より強い麻薬組織
・エネルギー 原子力こそ究極の電力だ
・テレビ 88歳の人気女優ベティ・ホワイト
・音楽 ならず者ストーンズよ、永遠なれ
・映画 詩人キーツが薄い「ブライト・スター」
・話題作 「マイ・ブラザー」が描く帰還兵の魂

以下、私が感じる点を列挙してみます。

上記のように誌面にバリエーションがあり、コン
パクトに写真入り情報に触れられるところが魅
力です。写真が入ることで、短く端的に伝えられ
る点が肝かもしれません。

コンパクトにまとめるために文章が簡潔に練った
表現になっています。日本語訳もかなり工夫され
ていると想像されます。これは、ビジネス文章や
ブログ表現にも勉強になるものです。

視点が海外からみた世界、日本のメディアと異な
るところが面白いです。どちらが優れているかでは
なく、ただ違う点を見出しておくところに意味を感じ
ています。

冷静な批判精神に貫かれている点も国内のメデ
ィアと少々異なるものを感じます。

以上のようにとても面白いメディアで紙であろうが
インターネットであろうがそのコンテンツに価値を
感じます。ちなみに一冊450円でだいぶ前から
売店・書店でも置くようになっています。(3年購読
だと一冊350円)

宣伝になってしまいましたが、私の世界に開いた
窓として貴重な雑誌です。

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2010/05/25

絞り込むこと

先週末サクセスクラブの一泊のフォーラムが開かれ
ました。講師は田口誠弘さんです。今回の主テーマ
はイメージが人生の今後を大きく変えるサクセス・ラ
イフガイドマップの作成でした、今回は、田口さんが
目的を明確にして努力してきた30年間で、充分でき
なかったという点をご披露くださり、とても参考になっ
たので皆さんにご紹介します。

1)達成イメージの強化
 40歳から今までの30年間で8割方目標を達成し
 てきたものの、核心の部分については不足感が
 ある。それは文字中心での目標において、脳の
 楽しさの側面での活性化が十分でなく、力が分散
 してしまった。したがって、イメージを中心にしたサ
 クセスライフ・ガイドマップを作ることに辿りつきま
 した。 つまり、文字よりも豊かで強いイメージを創
 るために写真などで視覚化して潜在意識に刷り込
 んでいくことです。
 
2)セルフイメージの重要性
 自分はどんな人間であるかを考えているかが、セ
 ルフイメージです。いくら素晴らしく高い目標を掲げ
 ていても、自分の本音が「そんなことは無理だ」と
 感じていれば、必ずセルフイメージの方へ進んで
 近づいていく。だから、本音で感じている以上の
 人間にはなれないという原則があるわけです。
 自分のモデルとなる人間を見つけ、その通りにし
 てみるのもひとつの方法です。

3)行動計画への移行
 意欲のある人ほど、あれもこれもと欲張りな計画を
 立てがちです。総花的な目標はどれも中途半端な
 結果を招きます。一年で1つか2つの目標に集中
 してやり切る、決して少なくはありません。一年で
 ひとつでも、10年で10個をこなすことがでることを
 考えると決して少なくないわけです。

 人生には予期しないことが多くあります。ですから、
 ひとつは、どうしても今年のうちに解決すべきことが
 あるとすれば、もう一つは何があっても今年で実現
 したいことといった具合に「絞り込む」ことが極めて
 重要です。

 したがって、あれもこれもと出てきても、それを思い
 切 って、絞り込み、他は捨て去ることです。極端
 なようですが、絞り込んだ目標を実現するためにも、
 それに関連する収入、健康、家族の関係、友人関
 係等と多くの要素が出てきますから、結局優先順
 位を明確にすることと同一かもしれません。

4)脳のコントロール、健康管理
 人間の活動の基盤ともいうべきことを、少し角度を
 変えてみると、脳の健康に行きつきます。健康のた
 めに食を考える、健全な脳の働きを考えると、健全
 な食生活に辿りつくわけです。人生の基盤ですね。

今の私の立場でいうと、会社・職場が変わり、今の職業
に全力を挙げて適応、成果を出すことが、「今年の解決
すべき課題」。もうひとつは、サクセスクラブの考え方の
実践を通じて家族・友人のつながりを深めることです。
基盤は心身の健康(これには好きなことを続けることも
含まれます)、家族の絆等ということになりますか・・・

サクセスフォーラムに参加してこんなことを感じました。
田口誠弘さん他参加メンバーに感謝です。

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2010/05/17

「もしドラ」

P.F.ドラッガー博士といえば、マネジメントの生み
の親ともいうべき巨星ですが、最近「もし高校野球
の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」
を読んだら」(岩崎夏海著ダイヤモンド社)という本
がブームになっていることをご存知ですか?

先日職場で「経営品質」に関する発表の中にこの
本の紹介がありました。著者の岩崎夏海氏は芸大
を出た後、本ブログでも取り上げたことのある秋元
康氏に師事し、放送作家として「とんねるずのみなさ
んのおかげです」等のテレビ番組の製作に参加、
あの僚君ンも好きだというAKB48のプロデュース
にも加わるいわば「業界」の人です。

前置きが長くなりましたが、あらすじは「都立の高校
野球部のマネジャー みなみ はふとしたことでドラ
ッガーの経営書「マネジメント」に出会います。はじめ
は難しさに戸惑うのですが、野球部を強くするのに
ドラッガーが役立つことに気づきます。みなみ とそ
の仲間たちが、ドラッガーの教えのもとに力を合わせ
て甲子園を目指す青春物語。」(ブックカバーより)

ストーリーもすごくよく練られていて、さすが放送作家
だけあって飽きさせません。最後甲子園へいく涙あり
の青春ストーリーなのですが、さすがに私たちの世代
ではその観点ではなくドラッカーの視点に立ち返るポ
イントに泣かされます。

たとえば、野球部の「顧客」とは誰のことだろう?そし
てその当事者達は野球部に何を求めているのだろう
か?「顧客に感動を与えること」という定義にたどり着
きます。定義が決まると次はマーケティングを整理し
ていきます。(①みなみは「マネジメント」とであった、
②みなみは野球部のマネジメントに取り組んだ、③み
なみはマーケティングに取り組んだ)

さらに、皆の短所に焦点を合わせるのではなく、持ち
味を活かすために、まず一番の問題だった監督の通
訳に適した人物 みなみ の後輩のマネージャーで
頭はいいけど自分を出し切れていない文乃に責任を
与えて活性化していきます。(④みなみは専門家の通
訳になろうとした、⑤みなみは人の強みを生かそうとし
た)

⑥みなみはイノベーションに取り組んだ では、高校野
球の定番のバント、とボールゾーンへの投球について
見直し、ピッチャーの投球数を減らす狙いも込めて監督
やメンバーと相談してやらないことに決めます。

⑦みなみは人事の問題に取り組んだメンバーの性格や
考え方様々な要素を考慮してキャプテンやレギュラーの
あり方を見直していく。最後に⑧みなみは真摯さとは何
かを考えたみなみの幼馴みの夕紀の元マネジャーの
死を見つめながら、結果とプロセスの重要さや優先順位
を深く考えていく、ここがクライマックスでチーム一丸とな
って都立高校弱小チームが強豪高を相手に勝利をおさめ
ていくシーンに連なっていきます。

私自身も高校で運動部にとことんはまっていただけに、
とても感情移入しやすく一気に読んでしまいました。しか
し、いわゆるスポ根ものと全く違うのは、ドラッガー博士
の「マネジメント」を軸に、常に立ち返って著者なりの解釈
を堂々と提示したことだと感じます。ここまで偉大なドラッ
ガー博士の解釈本はなかなか出せるものではないと心
より思うものです。

主人公みなみが読んだのと同じ「エッセンシャル版マネジ
メント 基本と原則」(ダイヤモンド社)を2001年に読んで
いました。それを引っ張り出してもう一度読み返してみよ
うと思いました。著者の岩崎夏海さんの才能にも感動を
しました。マネジメントという一見血の通わない響きにこれ
だけ人情と感動を盛り込んで、柔らかく仕上げる力に・・・

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2010/05/09

大阪観光

ゴールデンウィークが終わりました。大阪に赴任し
たので、休日の過ごし方として、まずは大阪市内
から観光を始めました。今回は、四天王寺です。
聖徳太子によって建立された日本仏法最初の
大寺で、南北に一直線に並ぶ伽藍配置が有名。

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市中心部にも関わらず広い敷地でゆったり
していることが、特徴です。三番目の写真が
薬師さんで真言は「おんころころせんだりま
とうぎそわか」とお正月に参拝する日向薬師
と同じであることに新鮮な驚きがありました。
あたりに漂う線香の香りに心から落ち着くも
のがありました。こういう時間が大切ですね。

参道にある「河藤」の和菓子は繊細な芸術品
という感じで、「割氷」は極薄の砂糖のコーティ
ングに柔らかい寒天が本当に美味しいもので
した。とても小さな店で、ひっそりとしながら
明治から続く老舗だけの技術が継承されてい
ることを感じました。

次は俗世にもどる雑踏の中を歩き、かの有名
な通天閣をまじかに見ながら、串揚げの店へ
入りました。バットに入ったソースに一度だけ
串揚げを漬けるルール「二度漬け禁止」を楽し
みながら、この界隈「新世界」の雰囲気を味わ
いました。古い映画館があったりして、ちょっと
浅草に似ている感じもします。

今年のゴールデンウィークはお天気にも恵まれ
季節の良さを十分与えてくれましたね。


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2010/05/01

上海万博

上海万博が今日から開催され、中国の成長の象徴と
国家の誇りを取り戻した興奮に包まれています。私
もいまから40年前の大阪万博を中学生の時に見た
未来への期待と興奮を思い出します。

さて、それに先立ち4月18,19日に遷都1300年の
イベントに湧く奈良で「日中韓賢人会議」というのが開
催されていました。(日経新聞4月30日付けによる)
世界は今大転換期にきていて、グローバルガバナンス
の主役はG7からG20に移り、米欧からアジアへパワ
ーシフトは鮮明になっています。日中韓がアジアだけ
でなく、世界全体に大きな影響を持つ存在になってい
るといえます。日本が中国にGDPで今年中に抜かれ
るとか日本の没落の危機感を煽るだけでなく、地域
として歴史の大きな流れを見ていく必要も感じます。

経済面では3国は農産物、原材料の輸入国で工業
製品の輸出国という点で一致している。需要側として
の協調も必要で石油の備蓄にも乗り出すべき。漁業
始原の枯渇にも共同対策し、物流、金融システムで
も強化の可能性があります。(榊原英資氏)

文化・教育・民間交流の面では、文化・教育コンテン
ツを中心とした「ソフトパワー」の充実が協力深化の
原動力になる。漢字はアジア共通の文化遺産だ。
日中韓は異なる漢字を使用しているため、500字く
らいの漢字を共同使用するものを選び教育に活用
すれば、より活発な交流になるだろう。(李 梨花女
子大総長)

沈みゆく日本の危機感を持つことは重要ですが、とも
すると偏狭なナショナリズムを招くことにもなるので、
「漢字文化圏」という親しみを起点にした交流はとて
もよい方法だろうと感じます。外交・防衛を中心とし
た国益と経済・文化交流を区別したしっかりとした政
策を進むことが肝要です。マスメディアも大きな流れ
を論じる視点もあっていいと思います。

今日から5月。爽やかな空気となりました。上海万博
もスタートし、中国の市民も自信に溢れた表情を見せ
ています。150年以上の外国からの脅威、内乱、圧
政から誇りを取り戻した象徴として世界へ発信される
ことでしょう。歴史をしっかりと認識しながら「東アジア」
の時代の到来と未来を描いていきたいですね。

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