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三津田富左子さん

三津田富左子さんは皆さん聞いたことがあるでしょう
か。1912年生まれの97歳でご健在。加賀百万石の
前田家の末裔でもあるそうですが、50歳の時、夫が
突然他界、事務職を15年勤務してひとり娘が嫁いだ
後はずっと一人暮らしで「50歳からの1頁読むだけで
もっと元気が出る言葉」(三笠書房)という本を出され
ました。いかにも編集者が知恵を絞って売れるように
題名を考えた感じはありますが、このような本が巷に
たくさん出回る中で、なかなかの内容だと思いました。
今回はこの本を題材にします。章立てにそって、伝わ
る言葉をご紹介します。

1 幸せは伝染する。
 
  いつも嬉しいこと、楽しいことを考えていると、容貌
 は穏やかになり、これは伝染していく。心がなごやか
 なら、怖い容貌など絶対ならない。私は頑固者と言わ
 れることもあるし、基本的に人づき合いは苦手なのだ
 が、「いつも楽しそうなあなたのそばにいると、元気
 がうつるから」と、いろんな人が寄ってくる。
  幸せな顔をしていると、意図しなくても、いつのまに
 か周りに人が集まってくるようだ。そして、楽しい笑顔
 が広がっていくことは、地上を楽園に変えるくらいの
 効果があると思う。
  どう暮らしても終わりのある人生なら、できるだけ楽
 しく暮らし、穏やかな容貌でいるにこしたことはない。
 無理にでもそうしたいものだ。

2 いい人にならない。シンプルに生きる。

 「人が自分をどう思っているか」など私は気にしたこと
 がない。周りの人みんなによく思われたいと色気を
 出すから、言いたいことも言えず、自分をおさえる。
 ・・・私は、人に対する思いやりはちゃんと持ち合わせ
 ているつもりだが、たてまえと本音を使い分けたりし
 ない。だれに迷惑をかけるわけでもないなら、いい人
 になる必要などさらさらない。

3 人間は気持ちの持ち方で幸福にも不幸にもなる。

4 人間はそもそも孤独です。
 
  自分だけが孤独なわけではない。だれしも孤独なの
 だ。ひとりで生まれてきて、ひとりで死んでいく。それが
 人間の宿命である。

  絆があるのはよいことだ。・・人生は絆で続いていくと
 思う。・・・親子以外にも、兄弟、親戚、友人、仲間。どん
 な関わりでもよい。絆は大事である。

5 「ひとり老後」は気楽です。

  人といっしょに生活していれば、相手に合わせて我慢
 をしなくてはならないことも必ず出てくる。女はとくにそう
 である。それが頻繁だとストレスも溜まるだろう。そうい
 う煩わしさがないひとり暮らしは、極楽ですらある。

  ひとり暮らしの鉄則は、他人への甘えを捨てること。

6 人にもお金にもたよらない50歳からの満足生活。

7 楽しい楽しい「ひとり時間」。

8 老いも面白い体験。死ぬことは怖くない。

短い言葉で分りやすく、文章の達人さを感じさせる筆者
はとても「50才からの生きかた」ブログ読者の皆様に
示唆にあふれた面白い一冊です。お奨めします。
特に仕事、家族様々な事柄に一生懸命でかつ身動き
がとれなくなっているあなたにお奨めです。

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コメント

気楽な一人暮らしは、どっぷりハマると、なかなか抜け出せません。

投稿: 撫子 | 2010/04/11 23:45

私は50歳の時、夫を事故で失いました。突然の事でした。子供は3人、上2人は働く年齢でしたが、どうしてよいか分からず 毎日意味の無い喧嘩ばかりしていました。中学生だった一番下の子は精神的ショックから 一言もしゃべらなくなりました。そんな時 図書館で見つけたのが 三津田富左子さんの本でした。世の中にはいろんな人がいて、頑張ってるんだから私も大丈夫 大丈夫。そう思えるようになったら 気が楽になり ゆっくりと周りが見えるようになって来ました。生活の要が無くなって 生きる指針を見失った時は いつも三津田さんの事を考えてました。今は何とか 精神的にも立ち直っている感じですが そう思えるようになるのに3年かかりましたよ。

投稿: Se | 2011/02/16 11:58

私は41歳の時に、夫を突然の病で失いました。5歳と2歳の2人の子をかかえ、
目の前が真暗になり、先の撫子さんがおっしゃるように、3年間はつらかったです。
7回忌ころもまだつらかった。
でもそんな中、
とにかく、くよくよせず、
目の前のやらなくてはならない事をまずはやろう、前のみ見つめて一歩ずつの言葉を胸に、明るくけなげにやってきて、
気が付けば
来月、上の子が20歳の誕生日を迎えます。
夫は来年17回忌。
子育て中は、子供を育てる事が、
なんと言っても私の生きる力となっていましたので、
2人が成人したあと、独りでどうかな~と思っていました。
でも、50歳の時後伴侶を亡くされた三津田さんの本を読んで、
気が楽になりました。
三津田さんのエッセイには、
同感する事が多く、自分の性格、趣向が似ているようにも思え、嬉しくなりました。
97歳でも、
足腰元気で素敵に年を重ねていらっしゃる方を知り、未来に希望がわいてきました。(笑)

投稿: クララ | 2012/09/20 22:16

クララさん Seさん 貴重なコメントありがとうございます。三津田さんのエッセイは深く共感させるものがあるのですね。共に希望を持って前進しましょう。

投稿: Shun | 2012/09/23 05:59

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