50才代の「3WAY」 その1
前回まで3回はやりたいことについて述べさせていただきま
した。何だか元気が出てくるものですね。
さて、そうは言っても今の仕事はちゃんとやってるの?という
質問が飛んできそうですね。私の仕事を紹介します。
現在コンピュータシステムを中心とする情報処理産業の会社
におります。金融機関を相手にしたいわゆるソリューション・
ビジネスと最近呼びますが、お客様の業務のIT化を提案して
システム構築をして完成させ、運用できるようにする仕事です。
2001年みずほ銀行の合併に伴うシステムトラブルは世間に
大きな衝撃を与え、これを機にコンピュータというのは、動かなく
なることがあるということを皆さんが理解するようになりました。
まさしくコンピュータは人間の考えた事務手順をプログラムを
通して置き換えるものであり、そのミスはむしろ付き物である
というのがソフトウェアの常識なのです。しかし、一般にはコン
ピュータは、間違えないからコンピュータという通念が長い間
存在していました。あのみずほ銀行事件は、むしろ経営者も
含めたシステムの印象を大きく変えたものですが、これは業界
に身を置く者としては、災難ではありましたがエッポックメイキン
グなこととして、今後の教訓となったと思います。
この仕事は、お客様(主として企業)の経営課題を分類して
課題解決のための解をソリューションとして提案するところから
始まります。こう書くと高尚な感じがするかもしれませんが、
私自身はその営業役をやっていますので、所詮は世の営業
と同じいかにお客様に食込み相手先企業の実情に迫るかが
ポイントとなります。さらに、注文を頂いてからシステム稼動
までの間に様々なことが起こります。ソフトウェアはその印象か
らは想像できないぐらい属人的で泥臭い要素に満ち満ちていま
す。これらの要素を解決する行司役として営業の存在がある
のです。コーディネータ役といえば格好がいいのですが、大きな
プロジェクトとなるとそれこそもみくちゃ状態の中で、システム
完成に必要なことを優先して行く情熱と冷静さを使命感で塗りこ
めたような資質が必要とされます。大勢でやる仕事は種類こそ
違えかなり共通した要素があると思います。
また、現在はさらに受け持ちの業種に対して、将来会社が
どう取り組むかの方針を出し、ヒト・モノ・カネを割り当てていくか
が大事な仕事になりつつあります。お客様の変化を捉え、いかに
迅速に課題発見、提案、システム開発を行い、お客様の業績
向上につなげるかがシンプルに問われています。高度成長、
ITバブルといった時代とは厳しさが大きく異なっていることを
痛感しています。今まで万年好況業種といわれてバブル化
怠慢化したツケを今払いながら、次の時代に生き残りをかける
ことになっています。
ここまで話を進めてきましたが、「3WAY」ってなんじゃい?
ということですが、今の私の仕事のメインがこれです。
いわば「第一WAY」ですね。50才代はその総仕上げとして
1)現在の担当マーケットに対するシェアを上げる施策を打つ
2)担当組織の活性化、意識改革を継続する
3)部下を育成し、次のリーダを輩出する
というライフワークを与えられた職場で極めていくことに尽きます。
組織に現在の自分の権利を求めるのではなく、何が貢献できる
かという本筋をはずさないように日々重要なことに資源を集中
させるべく生きていくことを心がけます。
そのためには、誰でもできることは、周囲の人にお願いして
上記3点の自分しかできないことに対して厳しくありたいと考え
ています。
第一WAYは、自分の収入として最も重要なことですが、あく
まで組織の求める機能追求としての存在であることを肝に
命ずべしと心得ます。
したがって、仕事を概ね楽しんではいますが、「使命感」の
ウェイトが非常に大きいのがポイントだと思います。
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